政府の地震調査委員会は、1200回を超える群発地震活動が続くトカラ列島の地震の要因について分からないとしつつ、火山地域の活動では最大規模と同程度の地震が続けて発生しやすい特徴があり、注意が必要との見解をまとめました。 鹿児島県のトカラ列島近海では、先月21日以降、地震活動が活発になり、これまでに震度1以上の地震が1200回以上発生していて、3日には最大となる震度6弱の揺れを観測しました。 4日、政府の地震調査委員会は臨時の会合を開き、一連の地震活動の要因については、分からないとしました。 そのうえで、この地域の地震活動について「活発な期間と落ち着いた期間を繰り返しながら、数か月程度以上続いたこともある」として、当分の間は震度6弱程度の地震に注意が必要だとしています。 また、悪石島から宝島にかけての領域は火山帯の延長上に位置していて、こうした火山地域の地震活動は最大規模の地震と同程度規模の地震が続けて発生しやすい特徴があるとの見解をまとめました。
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