９月の世界選手権東京大会の主要選考会を兼ねる陸上の日本選手権（読売新聞社後援）が４日に国立競技場で開幕し、女子５０００メートル決勝では日本記録保持者で、世界選手権の参加標準記録（１４分５０秒００）を突破している田中希実（ニューバランス）が１４分５９秒０２で大会４連覇を果たし、世界選手権代表に即時内定した。 雨の中、レース序盤で田中、広中璃梨佳（日本郵政グループ）ら３人がペースメーカーの前に大きく飛び出したが、３０００メートル手前で後続集団が追いつき、様子見の展開になった。田中はラスト２キロを切ったところで広中を振り切って飛び出して独走状態となり、そのままままゴールした。４年ぶりの優勝を狙った広中は１５分１２秒６１で２位に入った。 田中はレース後、中継テレビのインタビューで「内定を決めたかったし、世界で戦えるスパートがテーマだった。最近の中では自分らしい走りができた」と振り返った。 田中は６日に決勝が行われる女子１５００メートルにもエントリー。こちらも参加標準記録を突破しており、中長距離２種目での代表入りを狙う。（デジタル編集部）
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