「北九州記念・Ｇ３」（６日、小倉） 葵Ｓ２着から重賞初Ｖを目指すクラスペディアは３日、主戦の小崎を背に栗東坂路へ。高ぶる気持ちを制御しながらの登坂となったが、ラストまで我慢を利かせて４Ｆ５３秒０−３７秒８−１２秒０を馬なりでマークした。 「時計は気にせず、リズムを重視。そのなかで５３秒ぐらいを考えていたので狙った通りでした。毎回、当週になると気持ちの入る馬ですが、今週に入ってからもうなるような感じです」と鞍上は好感触を伝える。河嶋師も「速くなるかと思いましたが、いい時計でしたね。動きも納得」と満足そうにうなずいた。 ここまで７戦全てで手綱を取ってきた小崎。長所も短所も知り尽くしたコンビだからこそ、調子の良しあしは手に取るように伝わる。ここで欲しいのは当然、結果だろう。「スピードを生かして逃げたい」−。鞍上は前走に続いての積極策を示唆した。同型が手薄に映る今回のメンバー。狙うのは速力を発揮しての初タイトル奪取だ。
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