【帝王賞】「未来のスーパーホース」ルメール絶賛ミッキーファイトがJpn1初制覇 

◆第48回帝王賞・Jpn1(7月2日、大井競馬場・ダート2000メートル)  夏のダート頂上決戦、第48回帝王賞・Jpn1が2日、大井競馬場で13頭立て(JRA5、南関東7、他地区1=メイショウハリオは競走除外)で行われ、圧倒的1番人気のミッキーファイト(ルメール)が先行押し切りで、Jpn1初制覇を決めた。2着に4番人気のアウトレンジ(松山)、3着に5番人気のノットゥルノ(武豊)が続いた。3着までを占めたJRA勢は、11年のスマートファルコンから15連勝となった。  白砂の直線を先頭で迎えたミッキーファイトが単勝1・7倍の圧倒的な支持に応え、待望のJpn1タイトルを手にした。  スタートを決めると、最内のヒーローコールを行かせて2番手から。3コーナー手前で先頭に立つと、後続も一気に仕掛けて並びかけてきたが直線で振り切り、ゴール前では外から猛追したアウトレンジを首差退けた。  18年のゴールドドリーム以来、2度目の制覇となったルメールは「スタートから、とても冷静に走ってくれた。乗りやすくてすごくパワフル。未来のスーパーホースを見せられたと思います」。今年のサウジCを制したフォーエバーヤングと同じ4歳世代から誕生した新帝王を絶賛した。3週間のリフレッシュ休暇の前の会心の勝利に「この馬を手放したくなかったので、ミスしたくなかった。これで冷静に飛行機に乗れます」と笑顔がはじけた。  昨年末に引退したレモンポップの後継となるダートのエースに、田中博調教師は「2歳の頃に比べると心身ともに充実してきた。直線もよく持ちこたえてくれて、地力は素晴らしいものがある」とたたえた。夏は休養し、秋は国内のビッグレースを視野。「まだ成長途上だし、さらに強くなる」。トレーナーの言葉通り進化を遂げ、真の王者への階段を駆け上がる。(松井 中央)

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