国連で北朝鮮の人権問題を担当する報告者が拉致被害者家族らと面会し、家族らは国連の引き続きの協力を仰ぎたいと訴えました。 北朝鮮による拉致被害者・横田めぐみさんの母・早紀江さんらは、エリサベス・サルモン国連北朝鮮人権状況特別報告者と面会しました。 めぐみさんの母・横田早紀江さん（89） 「できる限りのことをして、訴え続けてきても、47年という時間がかかってもまだ何も見えない。（サルモン氏が）本当にこんなにとんでもないことはありませんと、非常に憤りを覚えているとおっしゃって」 拉致被害者家族会・横田拓也代表（56） 「北朝鮮が行っている人質外交、人権侵害というものを絶対に許してはならないんだと。アメリカ、そして国連の引き続きの協力を仰ぎたいということをお伝えしました」 サルモン氏は「被害者の帰国を諦めることは選択肢にない」という旨を家族らに伝えたということです。 また、サルモン氏は、拉致問題担当大臣を兼務する林官房長官を訪れ、「拉致問題は人権侵害の最たる例」としたうえで、国際社会で広く知られるよう引き続き取り組みたいと話しました。
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