ド軍退団→新天地で覚醒 獲得した“大物”は大不振…1年越しに明暗「フロントも完璧じゃない」

フィッシャーは21試合で防御率1.96の好成績  逃した魚は大きかった? ブルージェイズのブレイドン・フィッシャー投手は今季メジャーデビューを果たし、21試合で1勝0敗3ホールド、防御率1.96の好成績を残している。一方で「もったいなかった」と頭を抱えているのが、ドジャースファンだ。  フィッシャーは2018年ドラフト4巡目(全体134位)でドジャースに入団。剛腕を武器とした一方でコントロールに欠け、マイナー通算の与四球率は5.37と大きな課題を抱えていた。昨年は3Aまで昇格するも、6月にキャバン・ビジオ内野手とのトレードでブルージェイズ移籍が決定。新天地でも制球難は変わらなかった。  しかし、米スポーツメディア「ジ・アスレッチク」によると、フィッシャーは「ゾーン外に速いボールを投げても、ゾーン内に遅いボールを投げるより効果的ではない」と意識を改めたことで開花。メジャーの舞台でも奪三振率12.52と三振奪取能力を維持しながら、与四球率1.96と劇的に改善した。30日(日本時間7月1日)のヤンキース戦では四球を1つ出したものの、3つのアウトを全て三振に打ち取った。  移籍から1年が経ち、開花の時を迎えたフィッシャーに対し、厳しい立場に置かれているのがビジオだ。ドジャースでは打率.192、3本塁打、OPS.635と結果を残せず、わずか30試合でDFA(40人枠を外れる措置)。今季はロイヤルズでプレーするも37試合で打率.174、1本塁打と状態は上向かず、5月末にマイナー降格となっている。  トレードから1年が経ち、くっきりした“明暗”に米ファンも「ドジャースがビジオで良いものをくれた」「素晴らしいね」「彼がドジャースにいても投げる場所がなかったかも」「球がえげつない」「フロントも完璧じゃないってこと」「ビジオがドジャースにいたことを忘れていたよ」「ロントオフィスが素晴らしい勝利を収める一方で、手痛い敗北もいくつかある」などと反応を寄せた。25歳右腕は今後も新天地で活躍を続けられるだろうか。(Full-Count編集部)

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