かつては世界最高峰のプロレス団体WWEで“ザ・ロック”として絶対的なカリスマを誇り、今や『ワイルド・スピード』や『ジュマンジ』などメガヒットシリーズを股にかけてハリウッドを疾走、リングと銀幕の二つの頂を制した男ドウェイン・ジョンソンが、自身のInstagramにて再びお茶目な話題を提供した。 この投稿をInstagramで見る Instagramではフォロワー数3.9億人、つまり我が国日本の総人口3倍であり、アメリカ合衆国の総人口すらを上回る巨大な数のファンを従えるドウェイン・ジョンソンはInstagramにて、娘から顔面に落書きされる動画を投稿。 世界で最も影響力のあるレスラーとして、WWEでは王座8回、WWFインターコンチネンタルでは王座2回、WWFタッグチーム王座5回、WCW王座2回に輝いた“ザ・ロック”ことドウェイン・ジョンソンの娘がガムを噛みながら、父親の顔を二分割し、左半分にプリンセスのようなメイクを施している動画だ。 「DCユニバースのヒエラルキーを破壊する」と宣言し、『ブラックアダム』（2022）にてDC殴り込み参戦を果たし、ヘンリー・カヴィルのスーパーマンを復活させ、ほんのひとときでもファンに夢を見せてくれたドウェイン・ジョンソンはこの動画で、娘の無邪気な悪戯によって実写版“半分マン”と化している。不服そうに腕を抱える姿がなんともシュールである。 長年に渡り世界長者番付の常連であり、米経済メディアが発表する「最も稼いだ俳優ランキング」では堂々の1位、その総額は1億300万ドル＝148億円であるドウェイン・ジョンソンは動画のコメントにこう書いている。「朝8時57分、うちのちびトルネードふたりが俺の頭でメイクパーティーをしたいと言い出した。朝8時59分、俺はこの拷問に同意した」。 豪快なイメージを持ちながら、ブロックバスター俳優に留まることなく、映画通から愛されるA24作品に連続出演、さらに巨匠マーティン・スコセッシ監督を自ら口説き落として故郷ハワイの知られざる一面を描く映画の主演を、シネフィルまでも唸らせる全方位対応型俳優ドウェイン・ジョンソンのコメントによれば、ふたりの娘はどのようなメイクにするか意見を違わせたため、顔面を半分こすることで娘たちを沈めたという。顔面をシェアして子どもたちを喜ばせることができるのは、ドウェイン・ジョンソンかアンパンマンしか存在してはならない。 アンダーアーマーとのコラボライン「Project Rock」を手掛ければスポーツアパレル界のトップセラーとなり、さらに自身のテキーラブランド「Teremana」は発表後わずか3年で年間出荷100万ケースを突破、俳優が手がけた酒類ブランドとして歴代最高クラスの成長を見せたドウェイン・ジョンソンは、このように娘から愛らしいイタズラを受ける様子を時折Instagramに披露している。この日の動画によれば、マニキュアを付けられたことを忘れたまま、11時からのZoom会議に出席してしまったということだ。