1日、東京・豊島区の「サンシャインシティ」に入る法律事務所で、従業員の男性が刃物で刺され死亡しました。逮捕された男は、調べに対し「気がついたら刺していた」と話しているということです。 　　　　◇ 東京・池袋に広がる「サンシャインシティ」。その1つ、オフィスなどが入る「サンシャイン60」の31階で、1日昼前… 通報 「会社の従業員が男に刺された」 発生から1時間後、捜査員が続々とビルの中へ入っていきました。 サンシャインシティで働く人 「ニュースで30代の人が刺されたと。怖いですね」 「自分もタイミングずれていたらもしかしたらとか考えた。不安にはなった」 警視庁によると、刺されたのは、アディーレ法律事務所に勤務する30代の男性。包丁のようなものを振り回していた男に、喉のあたりを複数回刺されたといいます。 搬送される男性を見た人 「担架でエレベーターで運ばれていった、気絶していたのかもしれない。意識があるようには見えなかった。警察はかなり緊迫した様子。すごく張り詰めていた」 男性は病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。 逮捕された、50代くらいの男。1日午後、留置前診療のため、男を乗せた車が巣鴨署を後にしました。かつて、被害者の男性と同じ法律事務所で働いていた元同僚とみられています。 “元同僚”の男 「気がついたら包丁で刺していた」 男は事件直後、自ら出頭していました。出頭したのは、サンシャイン60からおよそ600メートル離れた池袋駅東口交番です。男は、刃物を持ったまま交番を訪れ、「私が刺しました」と言い、その後、連行されたといいます。 当時、その様子を見たという女性に話を聞きました。 目撃者 「警察が10〜15人くらい。手錠をかけられた男が車の中に入り出ていくところを見た。サイレンがいきなり鳴り出して、何かなと思ったら車の中に誘導されている状態。（男は）抵抗していなかったと」 1日夕方、警察署に戻ってきた男。法律事務所の同僚だったとみられる被害者との間に何があったのか、警視庁は、事件の詳しい経緯を調べています。