「エンジンかけっぱ」でコンビニへGO… 実は“違反”ですよ! 「トイレに行くだけ」「自販機行くだけ」でも絶対NGです! “反則金6000円”もある「そのまま状態」何がダメなのか

やりがちな「そのまま状態」 かなり危険です  サービスエリアやパーキングエリア、コンビニなどに行く「ホンのちょっとだけ」の時間、クルマのエンジンを切らずにそのまま離れた経験はありませんか。  実はこの行為、違反になるかもしれません。一体どういうことなのでしょうか。 コンビニに停めたクルマのイメージ[画像:PIXTA/イメージです] 【画像】「えっ…!」 これが「覆面パトカーの見分け方」です! 画像で見る(30枚以上)  道路交通法第71条5項によると「車両等を離れるときは、その原動機を止め、完全にブレーキをかける等当該車両等が停止の状態を保つため必要な措置を講ずること」と明記されています。  また、同項2によると「自動車又は原動機付自転車を離れるときは、その車両の装置に応じ、その車両が他人に無断で運転されることがないようにするため必要な措置を講ずること」と明記されています。  つまり、クルマを駐車して離れる時は、エンジンを停止したうえ、さらにロックをかけなければならないということです。  もしこうした措置をとらなかった場合、「停止措置義務違反」に該当し、違反点数1点、反則金は普通自動車で6000円が科せられる可能性があります。  ちなみに、エンジンが掛かったままということは、周囲に排気ガスを放出していることを意味します。れっきとした道路交通法違反であると同時に、マナー違反でもあるのです。  多くの市町村では、条例でアイドリングを禁止しているので、地域によっては条例違反になるかもしれません。  さらに怖いのは、エンジンが掛かったままの状態である以上、クルマが動き出す可能性があるということ。  AT車であれば、シフトポジション「P」に入れておけば回避できますが、MT車の場合、サイドブレーキの引きが甘かったりすると、駐停車した場所が坂道ではなかったとしても、風など何らかの原因で無人のまま動き出してしまう可能性も否定できません。  また、車内に子どもを残したままエンジンを掛けっぱなしでクルマから離れた場合、悲劇につながることもあります。  子どもは、お父さんまたはお母さんが普段クルマを運転している動作を真似してみたいという思いつきで運転席に座り、うっかりクルマを走らせてしまう可能性も充分に考えられます。 「普段から言い聞かせているからウチの子は大丈夫」と自信たっぷりに返答する親御さんがいるかもしれませんが、思いつきで行動する子どもなら、特に心配です。  お子さんの年齢にもよりますが、小学校高学年くらいになってくると、大人とそれほど変わらない身長にまで背が伸びてくる子どももいます。  大人と変わらないドライビングポジションを取れてしまうと、クルマのペダルやシフトレバーの操作ができてしまうのです。  好奇心から「見よう見まね」で親御さんがいないあいだにクルマを動かしてしまうかもしれません。  あるいは何かの拍子にうっかりエンジンを切ってしまい、炎天下で熱中症に陥る可能性すらあります。  こうした悲劇を防ぐためにも、必ずエンジンを切ってキーを持ち出すようにしてください。  また、クルマのエンジンを掛けたまま離れるということは、鍵を施錠せずにクルマから離れることとイコールです。  つまり、クルマそのものや、車内に置いてあるものが盗難の被害に遭う可能性もあります。  コンビニやサービスエリアに行く際、さすがに財布などの貴重品は持ち出すとしても、バッグなどの荷物やETCカード、車検証などの個人情報、ドライブレコーダーなどのアクセサリー類がはぎ取られるリスクもあります。  悪質なケースになると、故意にゴミや汚物などを放り込まれた被害も過去にはあったようです。  さらにやっかいな事例として、クルマ本体が持ちされる可能性もあります。  最近のクルマに備わる「スマートキー」では、エンジンさえ切らなければ、キーが車内になかったとしても、燃料が残っている限りは走り続けることができます。  そのまま盗難されて発見が困難になる可能性もあるのです。  このように、クルマのエンジンを掛けたまま離れることは、挙げればキリがないほど、さまざまなリスクと隣り合わせなのです。  同時にマナー違反と道交法違反に該当するという、ロクなことがない状態になります。  例え「トイレに行くだけだから」「飲み物を買うだけだから」というちょっとの間でも、面倒でもクルマから離れる際はエンジンを停止し、サイドブレーキをしっかりと引いて、ドアロックしたことを確認するようにしてください。

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