2025年7月初頭には「正式発売」へ 　2025年6月27日から29日まで、幕張メッセ（千葉市美浜区）を会場に開催されている「東京アウトドアショー2025」には、キャンプグッズやアウトドアギアのほか、車中泊仕様の車両やキャンピングカーなども展示されています。 　そんなキャンピングカーの中でもひと際注目を集めていたのが、JP STAR（愛知県豊明市）が初出展した「Happy 1 Turbo」と名付けられた軽自動車ベースの新型キャンピングカーでした。 JP STARの新型キャンピングカー「HAPPY1ターボ」（プロトタイプ）［「TOKYO OUTDOOR SHOW 2025」出展モデル］ 【画像】超カッコいい！ これがダイハツの斬新「キャンピング軽バン」です！ 画像で見る（30枚以上） 　憧れのキャンピングカーを比較的買いやすい価格で手にすることができるため、「軽自動車をベースとしたモデル」は人気となっていますが、多くの軽キャンピングカーは軽トラックがベースとなっていて、荷台の部分を架装するというのが一般的。 　ただこのJP STAR Happy 1 Turbo（以下、ハッピーワンターボ）は、フロント部分を見れば分かるように軽バンの「アトレー」がベースとなっており、その車体後部を大幅に変更してキャンピングカーとしているのが最大の特徴となっています。 　そのため、軽トラックベースのものよりも非常に工数がかかっているのですが、アトレーをベースとした最大の理由が、「ターボエンジンが搭載されている」ということなんだそう。 　もともと660ccという小さな排気量のエンジンを搭載する軽トラックをベースにキャンピングカー部分を架装し、ベッドやシンク、サブバッテリーにインバーターといった装備を搭載するとなると、パワー不足を痛感するシーンは少なくありません。 　それならばと、ターボエンジンを搭載しているアトレーをベースとしたモデルを制作したのだそうです。 　ボディサイズは、全長3880mm×全幅1690mm×全高2510mmで、就寝定員は4名。軽ではなく小型キャンピングカー登録となります。 　キャンピングカーとしての装備は、同社がすでに発売し定評を集めているキャブコンモデル「JP STAR Happy 1 premium」同等のものが備わっています。 　内装の仕立ても豪華そのもの。架装部分の広さも、運転席上のバンクベッド部分が若干小さくなっている以外、同等サイズとなっているといいます。 　軽トラックベースのキャンピングカーに非力さを感じていた人にとってハッピーワンターボは、まさに待望の1台といえるのではないでしょうか。 　なおベースがアトレーとなったことで、ターボエンジンだけでなく、「アダプティブクルーズコントロール（ACC）」も備わるようになっているので、高速道路などを使って長距離移動をすることも多いキャンピングカーとの親和性も高いハズです。 　初公開されたハッピーワンターボは、現在まだ登録が終わっていないということで、会場のスペックシート上は「プロトタイプ」と表示されていました。 　しかしすでに車両自体は完成しており、6月末から7月頭くらいには正式な発表ができるとのこと。 　価格（消費税込み）は585万円からを予定しているということなので、気になる方は正式発表を待って問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。