阿部サダヲが主演し、松たか子がヒロインを演じる7月17日スタートのドラマ『しあわせな結婚』(テレビ朝日系/毎週木曜21時)より、人気アートディレクター・吉田ユニが手掛けたメインビジュアルが公開。劇伴音楽を世武裕子が担当することや、Netflixでの世界配信も決まった。 【写真】松たか子、阿部サダヲと10年ぶりの夫婦役 大石静脚本ドラマ『しあわせな結婚』ヒロインに決定 本作は、脚本家・大石静が紡ぎ出す夫婦の愛を問う“完全オリジナルホームドラマ”であり、令和のマリッジ・サスペンス。 主人公は、センセーショナルな事件の裁判でいくつも無罪を勝ち取りながらテレビ番組にも出演、お茶の間から絶大な支持を得ている人気弁護士・原田幸太郎(阿部)。幸太郎は、入院先の病院で、感情を表に出さず、ほとんど笑顔も見せないミステリアスな高校の美術教師・鈴木ネルラ(松)と運命の出会いを果たす。独身主義を貫いてきた幸太郎の結婚観を大転換させたネルラだが、実は大きな秘密を抱えていて…。電撃結婚した2人は、ネルラの父・弟・叔父が暮らすマンションで新婚生活をスタート。しかしその後、少しずつ秘密が明らかになり…。 本作のティザービジュアルとメインビジュアルを手掛けたのは、人気アートディレクター・グラフィックデザイナーの吉田ユニ。ティザービジュアルでは、松が持つブーケを仮面に見立てて実際の花を使って作成。そして今回解禁したメインビジュアルでは「どんな秘密があっても、愛し続けることを誓いますか?」という“究極の夫婦愛”を問う本作のテーマを掲げたキャッチコピーに、手を伸ばした阿部と松を俯瞰で捉え、指輪に見立てるというインパクトのあるビジュアルが完成した。 「部屋を俯瞰から見た視点で、椅子が倒れ、グラスが割れている不穏な空気感を出しながら指輪に見立てて表現しています。結婚を想起させるモチーフを使いながらミステリアスな雰囲気を出しました」という吉田の言葉どおり、『しあわせな結婚』というハッピーなタイトルに、“マリッジ・サスペンス”の不穏さが潜む、ミステリアスな一枚に。果たして、“しあわせ”と“不穏さ”という真逆のイメージが融合した世界観の中で、じっとカメラを見つめる2人の表情に隠された意味とは…? 劇伴音楽を担当するのは、映画『カラオケ行こ!』で、「第48回日本アカデミー賞」最優秀音楽賞を受賞したシンガーソングライター・映画音楽作曲家の世武裕子。本作に参加するにあたり、「“世界観の一点突破!”で取り組みました(笑)」と世武。「どこか少しおとぎ話のような登場人物たちは浮遊感があって、チャーミングで、夢のよう。同時に、明日街のどこかですれ違っても違和感がない気もする。そんな彼らそのもののような音楽を目指しました」と、登場人物に寄り添いながら、本作の世界観を音楽で昇華させる。 また、Netflixにて本作の世界配信決定。国内は放送翌日から、海外では190以上の国と地域で順次配信する。 ドラマ『しあわせな結婚』は、テレビ朝日系にて7月17日より毎週木曜21時放送(初回拡大スペシャル)。 吉田ユニ、世武裕子のコメント全文は以下の通り。 <コメント全文> ■吉田ユニ(アートディレクター) 今回、この大石静さんのオリジナル作品のビジュアルを担当させていただけて、とても光栄です。 ティザーとメインビジュアルどちらも担当させていただきました。ティザーは、お2人のお顔をしっかり出しながらブーケを仮面に見立てて作っています。メインビジュアルは、部屋を俯瞰から見た視点で、椅子が倒れ、グラスが割れている不穏な空気感を出しながら指輪に見立てて表現しています。どちらも結婚を想起させるモチーフを使いながらミステリアスな雰囲気を出しました。 撮影する前のスタジオでは、お2人ともすごく明るく談笑していて飾らない気さくな雰囲気で、カメラの前では表情が一瞬でドラマの世界観になり、目力にとても引き込まれました。 タイトルだけだとまだまだ想像できない、奥が深くミステリアスな、そしてそこに見る人もどんどんはまっていってしまいそうなドラマだと思います。私自身もすでに楽しみです。 ■世武裕子(シンガーソングライター・映画音楽作曲家) しばらくドラマの音楽を書いていなかったので、最初は“映画であて書きばかりの私の音楽は通用するのだろうか?”と不安でした。全曲書き終えた今も通用しているのかはわかりませんが(笑)。でも、“パワフルでクリエイティブなチームに加われるならやってみたい”と、好奇心が勝って参加しました。制作はとっても楽しくて、お受けして大正解でした! 制作には、とにかく「世界観の一点突破!」で取り組みました(笑)。どこか少しおとぎ話のような登場人物たちは浮遊感があって、チャーミングで、夢のよう。同時に、明日街のどこかですれ違っても違和感がない気もする。そんな彼らそのもののような音楽を目指しました。 大石さんの脚本には、キャラクターの背景、ディテールがいろいろと書き込まれていて、ゼロから生み出す人の頭の中はどうなっているんだろう…と尊敬するばかりです。物語を書ける人って本当にすごいですよね。さらっと挑戦的なところがこの作品の魅力だと思います。どこにも属していないような距離感も面白いと思います。まだ第1話の映像を少し観ただけですが、そういう期待と、二人の行方が、楽しみでなりません。