第１０７回全国高校野球選手権福島大会の組み合わせ抽選会が２４日、福島県須賀川市で行われ、出場６１チームの対戦カードが決まった。 ７月１０日に開幕し、夏の甲子園大会出場をかけた熱い戦いが展開される。決勝は同２４日にヨークいわきスタジアム（いわき市）で行われる予定だ。 出場するのは昨年と同数の６８校。うち、〈１〉福島北・伊達の２校〈２〉白河旭・石川・船引・小野の４校〈３〉原町・相馬農の２校（出場名＝南相馬連合）〈４〉いわき総合・平商の２校〈５〉相馬・相馬総合の２校（同＝相馬連合）の計１２校は連合５チームに編成された。 「単独廃校ルール」初めて適用 今大会では、部員不足で他校から選手の派遣を受けられる「単独廃校ルール」が県高校野球連盟として初めて適用され、本宮が福島成蹊から選手を借りて出場することになった。 シードは８チームで、昨秋以降の県大会などの戦績から加点方式で選ばれた。５年連続で春の県大会を制した第１シードの聖光学院は初戦で、福島北・伊達—白河旭・石川・船引・小野の勝者と、第２シードの学法石川は会津学鳳—郡山の勝者とそれぞれ対戦することになった。 今春の選抜大会で８強入りし、夏の県大会４連覇を目指す聖光学院の竹内啓汰主将（３年）は「聖光学院らしい熱く泥臭いプレーで、チーム力を意識しながら戦いたい」と力を込めた。昨夏の県大会決勝で２年生ながら４番を務めた学法石川の大栄利哉主将（３年）は「甲子園で勝つことを目標に、一戦一戦全力で臨みたい」と意気込んだ。 選手宣誓は会津北嶺の五十嵐悠斗主将 選手宣誓校を決める抽選には希望した３３チームが参加し、当たりくじを引いた会津北嶺の五十嵐悠斗主将（３年）は「色んな人の思いを背負い、記憶に残るような選手宣誓をしたい」と意欲を語った。
