不正改造車「43台」に「ただちにクルマを直しなさい!」国交省ブチギレ! 「大黒PA」集結の“大迷惑”「爆音マフラー」「シャコタン」スポーツカーを“一斉摘発”! 取締り実施

異例の「43台」 大黒PAに改造スポーツカー集結で一斉検問  国土交通省 関東運輸局は2025年6月23日、神奈川運輸支局が実施した特別街頭検査の内容を公表しました。  53台の車両を検査し、43台の不正改造車に整備命令書を交付したといいます。 不正改造車の特別街頭検査の様子(画像:関東運輸局・一部ボカシ加工済) 【画像】「えっ…!」 これが大黒PAで不正改造車「摘発の瞬間」です! 画像で見る(50枚以上)  不正改造車は、公道を走行するのに必ず守らなければならない「保安基準」に適合しない状態の車両を指します。この状態は非常に危険で、周囲に大迷惑をかけます。  例えばライトの色や光り方を変えると、夜間に遠くから見てクルマの種類や大きさ、進行しているのか退行しているのかが分かりません。  また、いわゆる「出っ歯・竹ヤリ」と呼ばれるような、大きなウイングや張り出したスポイラーやマフラーは、周りの人やクルマに接触したり、走行中に脱落したりして周囲に損害を与えます。事故が起きれば、人などに多大な傷害を与えるかもしれません。  あるいは爆音を撒き散らすマフラーを取り付けると、始動・走行時に近隣に響き渡り、休んでいる人を起こしたり、恐怖を与えて迷惑をかけます。走行時はクラクションや緊急車両の音などがかき消され、緊急車両の通行を妨害します。  車高を極端に落とした状態「シャコタン(車高短)」は、走行中にクルマの腹下を擦って道路設備を壊したりするほかに、クルマ自体も壊すことになって火災や事故につながり、ちょっとの坂や段差でつまずいて、走行不能になって渋滞を引き起こします。  こうした不正改造は、二輪車では主に「暴走族」(珍走団とも)が行っているほか、かつて暴走族のメンバーだった中年が当時を忘れられず、旧い車種で暴走族まがいのことを行う「旧車會」などの連中がほとんどです。  四輪車では、埠頭などに集まってクルマを横滑りさせる「ドリフト族」、走行性能をチューニングして公道でレースまがいのことを行う「走り屋」や「ルーレット族」、「環状族」のほか、単に自己満足のために不正改造するものもいます。  これらの連中は、迷惑走行するだけでなく、高速道路のパーキングエリアを占領したり、夜に道の駅などの施設に集まって空ぶかしやドリフトなどの暴走行為を行うなど、近隣住民や一般ドライバーに多大な迷惑を及ぼしています。  神奈川県内では、首都高速の大黒PAや第三京浜の都筑PAなどでしばしば改造車両集結のために閉鎖が行われているほか、ヤビツ峠や宮ヶ瀬湖周辺で危険走行したり、国道134号や129号、246号などで夜間に爆音走行する輩がいます。  今回、神奈川運輸支局では、自動車技術総合機構関東検査部などと連携し、神奈川県警と合同で、大黒PAで特別街頭検査(検問)を実施。  関東運輸局によると、「主に付近住民や一般ドライバーに対し騒音等により多大な迷惑を及ぼしている不正改造車の暴走行為が後を絶たない」と、不正改造車による迷惑行為が減らないことに業を煮やしているようです。  検査は2025年6月21日、同PAで18時から21時半まで実施。クルマ53台に対し、不正改造がないかを調べました。  このうち43台とほとんどのクルマで、最低地上高不足(20件)、回転部分の突出(19件)騒音基準を満たさないマフラーの取付け(19件)、窓ガラスステッカー貼付(12件)等が確認されました。  取り締まりでは、車体をオーバーする違法リアウイングを取り付けたスポーツカーや、爆音マフラーと派手なラッピングを施したスーパーカーなどが検挙されたようです。  これら43台には「15日以内に、保安基準に適合するようにクルマを直して見せに来なさい」という内容の「整備命令書」が交付され、改造車の所有者は最寄りの陸運局などにクルマを直して持っていき、確認を受ける必要があります。  関東運輸局は「6月を『不正改造車を排除する運動』の強化月間として取り組んでいます」とし、引き続き不正改造車の撲滅を目指す構えです。 ※ ※ ※  首都高速では、大黒PAをはじめ、箱崎・辰巳(第1)・芝浦PAで改造車集結のため、毎週金曜日と土曜日の夜間にPAの閉鎖を実施。一般ドライバーがPAを利用できなくなっているなど、迷惑をおよぼしています。  また大黒PAと辰巳(第1)PAではしばしば検問も行っており、不正改造車の徹底した排除活動が続けられています。

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