その発言、「トラブルの元」になるかも…投稿する前に見てほしい「SNSでのトラブルを減らすため」にすべきこと

誰もが当たり前のように使うSNS。だからこそ、自分でも気が付かないうちに、SNSで周囲の人を困らせたり怒らせたりしていることも。 「褒めたつもりが、相手の気分を害してしまった…」「笑顔スタンプを送ったのに、嫌みと受け取られた…」「自分の投稿に、なぜか反応をもらえない…」「友達申請をしたら、関係が悪化した…」「良かれと思った投稿で、なぜか炎上してしまった…」 こうしたことにはすべて理由があります。そのためにもSNSという「問題」の公式を知り、きちんと使いこなすことが不可欠です。テレビ、ネットでの解説で大人気の著者が、確実に仕事でもプライベートでも役立つSNSの使い方をお伝えします。 『若者はLINEに「。」をつけない 大人のためのSNS講義』連載第13回 『「まじめだね」と言われたらあなたはどう感じる?…SNSに潜んでいる「褒めたつもりが悪口になる」危険性』より続く。 「SNSで絶対に失敗しない」ことはあり得ない 文章でのやり取りでは、意図することを正確に伝える文章力、意図したことを正確に読み取る読解力が必須です。子どもの場合、文章力にも読解力にも乏しいため、トラブルが増える傾向にあります。 しかし、文章力や読解力がある大人でも、トラブルになることがあるのはなぜなのでしょうか。 それは前述のように、同じ言葉を使っていても、人によってとらえ方が違うためです。文章だけでのやり取りでは、それだけで適切に伝わるとは限らないからです。成人だからこそ、表立っては特に問題ない言葉でも、裏の意味が込められているのではないかと勘ぐってしまうことがあります。 たとえば、訪問先で京都人に「ぶぶ漬け(お茶漬け)でもどうどす?」と勧められたら、「そろそろお帰りください」という意味であり、本気にとると笑いものになると言われます。ただし本来は「何もないけれど、ぶぶ漬けでも食べてゆっくりしていってくださいね」という京都流のひかえめな優しさの表現のようです。 このように、表の意味は問題ないけれど、実は裏に別の意味が込められているということは割とあるものです。裏の意味が実際に込められていることもあるし、聞いた側が勘ぐっているだけということもあるのです。 相手の反応を事前に振り返る このような発言をされたとしたら、直近の自分の言動と相手の反応について振り返ってみること。 そろそろ帰るように言われている場合も、いきなり言われることは多くはなく、小出しにそのようなことを伝えられている可能性が高いものです。もし思い当たるのであれば、「お忙しい中長居しすぎてしまいましたね」などと、帰ることを打診して様子を見るといいかもしれません。 相手の言葉の意味をどちらにとるか判別できない場合は、その球を打ち返して、さらに反応を見ることです。それによって、意図を確認すればすれ違いをなくせるでしょう。 SNSでのトラブルを減らすためには、事前に相手を不快にさせたり、誤解を生んだりしないかどうかを見返してから送ることが鉄則です。それで多くのトラブルを減らすことができます。 自分の問題点を素直に聞く ところが人によって感覚が違うと、必ずしもこれが通用しません。 だからこそ前述のような、「これはどういう意味で送られてきたのだろう」と考え込むような事態が起きてしまうというわけです。自分が送ったことで、意図せずに誰かを不快にさせたり、心配させたりしないとは限らないのです。 つまり、どんな人でも「SNSで絶対に失敗しない」ことはあり得ないのです。 SNSでのやり取りなどで、なぜか相手の逆鱗に触れることがあります。大抵の場合は説明してくれないので、何もしなければ理由はわからないままです。失ってもいい人間関係ならいいですが、そうでないのであれば、聞いてみることも一つの方法です。 「気に障ることをしてしまったのでしたら、本当に申し訳ありません。そのようなつもりはまったくなかったので、その点についても申し訳なく思います。もしよければ、今後のために何が問題だったのか教えていただけると嬉しいです」など、悪意があったわけではないことを伝えることで、相手の怒りが解ける可能性もあります。問題点を知ることで、今後の対処への学びにもなるでしょう。 『「気づいたら一人ぼっちに!?」…相手のリアクションがわからないSNSの「本当の恐ろしさ」』へ続く。 【つづきを読む】「気づいたら一人ぼっちに!?」…相手のリアクションがわからないSNSの「本当の恐ろしさ」

もっと
Recommendations

【速報】アルビレックス新潟 樹森大介監督との契約を解除

アルビレックス新潟は23日、トップチームの樹森大介監督との契…

鎌倉・由比ガ浜海岸で17歳の男子高校生死亡 沖に流されたか

22日午後6時頃、神奈川県鎌倉市の由比ガ浜海岸で、「沖合約10…

沖縄戦終結80年の節目「慰霊の日」全戦没者追悼式

太平洋戦争末期の沖縄戦で、旧日本軍の組織的な戦闘が終結したとされ…

酒気帯びで車線はみ出し対向車2台に衝突 4人重軽傷……20歳の男と助手席にいた女を逮捕《新潟》

長岡署は22日、酒気帯び運転の容疑で長岡市のアルバイトの男(20)を…

くら寿司で皿投入口に避妊具 16歳少年「仲間の反響が見たくて」

回転ずし大手「くら寿司」での迷惑行為をSNSに投稿したとして、…

バイオリンと尺八のプロ奏者が“車内で”FF7バトル曲を熱演! 東京観光しながらの異色セッションに謎の感動宿る

今回紹介するのは、ニコニコ動画に投稿された『【クルマ演奏】尺八…

「スマホ認知症」中高年は注意を だらだら・ながら使用の末「物忘れがひどい」「わけもなくイライラ」症状

スマホ依存に陥る中高年が増えているという。NTTドコモモバイル研究所…

イラン報道官「自衛権間違いなく行使」、米軍攻撃に報復の構え…外相は「ホルムズ海峡封鎖」否定せず

【テヘラン=吉形祐司、ワシントン=池田慶太】イラン外務省報道官…

【 生見愛瑠 】 「最近は前髪を頑張って伸ばしてます〜」 デニムトップスで爽やかな 最新ショット公開 特徴的な「四角みたいなぽーず」も話題に

「めるる」の愛称で知られる、俳優の生見愛瑠さんが自身のインスタグ…

台風2号が発生 前線に向かって北上する暖湿気に注意

23日9時に小笠原近海で台風2号が発生しました。この台風は今後も小笠…

loading...