【都議選2025】再生の道・石丸伸二代表の会見全文

東京都議会議員選挙の投票が終わった22日午後9時半前から、再生の道・石丸伸二代表が、会見で記者の質問に答えました。 ■再生の道・石丸伸二代表 皆さん、改めましてこんばんは。ご多用の中、本日も多数お集まりくださいまして、本当にありがとうございます。再生の道を設立したのは、今年の1月、5か月前なんですが、そのときから思えば、大体この会場、こういう会場で多くの方に取材をしていただいたというのを今思い返したところです。 今回都議選が20時に投票終わりまして、今は結果を待つという時間帯です。正直なところ今現在でリアクションの取りようがないので、皆さんに何を聞かれるんだろうというのが、少し心配というか、大丈夫かなと思ってはいますが、何を聞いていただいても構わないので、皆さんの質問に期待をしている次第です。 Q 今年1月、再生の道の立ち上げを発表した会見の中で、石丸代表から次のような言葉がありました。「再生の道とは、誰かがひいた大きな道ではなく、私達1人1人が探して歩んでいく道。長期的な観点で国民の意識改革を目指すプロジェクトと思います。」少し時期尚早かもしれませんが、都議選を終えた現時点で、国民の政治に対する意識を変えられた実感はありますか。 A そのお話、私1月にしていたんですね。何かいいこと言うなと。自画自賛をしてみたところなんですけれども。国民の意識が変わるというのは、そんなに簡単なことではないと依然として捉えている。ただ、少しずつでも確実に変化してきているなという受け止めです。しかしそれはどこで感じるかというと、マスメディアの皆さんの報道にそれが表れているように、少し皮肉めいた言い方かもしれないんですが、それを実感しているところです。再生の道ができて、この選挙を終えるまで、いろんな報道の仕方がありました。その中では、再生の道、その団体としてのポリシーですね、目指しているもの、それをそれぞれの立場でそれぞれの方法で可能な限り国民に伝えてくださったのかなと私は感じましたので、それをもって国民の意識はきっと変化してきているだろうと捉えています。 Q 今回、石丸代表自らが選んだ候補者42人が主役の選挙でした。最終面接で出会ってから、2〜3か月だと思います。候補者の皆さんの政治活動、選挙活動は、当初の期待と比べていかがでしたか。 A 今回はメンバー、候補者が42人都議選には出てますので、本当に千差万別です。ただ、全体の評価として、やはり期待通りだったというのが一番ですね。もちろん細かく見れば、もっとこうした方がとかはあるんですよ。総体としてはこんなにも、きちんと政治が、選挙ができる人がいるんだなと。自分で言っておいて、そして集めておいてなんなんですが、それが実現したことに、衝撃を覚えました。 Q 具体的にどういったところに衝撃を覚えたのか。 A 一つ例を挙げるならば、演説です。演説のレベルアップ度合いが半端なかったと。そこに一番衝撃を受けました。ほとんどの方は、人前で演説なんてしたことがない。これは候補者自身が言われてたんですが、これまでスピーチですね、講演、レクチャーをしてきたことはあると。人によってはかなりの回数したこともある。ただ、それこそ街頭演説です。街中で行き交う人々に対して語りかける、それがいかに難しいかというのを、候補者は最初感じたと。ただそこからの伸びが、常人じゃないなという感想です。本当に日に日にというか、なんなら1日の中でも、繰り返す中で、1回1回着実に演説が上達されてきたのがその42人だったというのを、はい、強く印象に残してます。 Q 都知事選挙は自分を売り込む選挙だったかと思います。今回の選挙は候補者を応援する選挙だったと思います。どういった違いや難しさを感じていたか。 A 複雑は複雑です。自分1人が動けばいい話ではないので、そこは日本語で言うと難しい。ただ、難度という意味では、相手方の能力が高いので、極めて円滑にその意思疎通ができたと。特にこちらから指示を出すというか、方針を示した後の動きが見事なので、そこでは難しいというよりも、すごいな、立派だな、見事だなというふうに眺めてました。 Q 前回、都知事選の際には大きな旋風を起こして影響を残したと思うが、今回の都議選、石丸代表が代表として立って出ないという形の選挙で、結果は判明していないが、都政に対してどんな影響が与えられたか、もしくは与えられていたらいいなと思いますか。 A これは時々訂正をするように意識してるんですが、まず昨年の都知事選で旋風というのは、本人は聞いててすごく、こそばゆく感じています。結果として、当選は逃してますので、それを過大評価するのはどうなのかなと。ただ、皆さんの読みが外れたというところで、何か珍しい現象だというふうに捉えられる気持ちは分かるんですが、選挙では起こりうる現象の一つに過ぎないんじゃないかなと自分では捉えてます。その上で、今回の都議選、1年前の都知事選からの流れです、もちろん。旋風というとあれなんですが、そこで石丸伸二が得たもの、それは少なくないと、とても大きなものが手に入った。知名度とかですね、それをうまく使おうというのが出発点にはありました。その意味で今回、選挙に向かうまでですね。公募で全員を集める。そうすると都内から1128の応募があった。もうその時点で、しっかり使えたなというふうに自分では評価をしました。そこから先はむしろ、今回でいうと42人がそれぞれの選挙区で活動をすると。そこで、その42人が、私が自信を持っておすすめした方なんですが、その能力をいかんなく発揮されてきたので、そういう意味での、まあ旋風というとあれなので違う言い方すると、これまでにない動きが生じたんだろうとは思ってます。 Q 以前この再生の道のシステムを、東京都以外の自治体にも横展開できるというアイデアも語っていらっしゃいました。都議選を終えた今改めて、再生の道の今後の可能性について。 A 都議選が終わったからという、改めての方針はないんですけども、1月の記者会見の時点ではっきり私は説明をしました。目的は、広く国民の政治参加を促すと。そして目標は、都議選に候補者を擁立するって言ってるんですよ。きちんと手が届く範囲で目標、目的を定めて、それを確実に実施、実行してきています。その意味で、既に再生の道としての機能、それは、この3月、4月、6月の立候補告示日ですね、その時点で確認ができたという意識を持ってます。ですので、これから先、他の選挙、地方の選挙で同じことが展開できるっていう、そこは、引き続きというか、既に自信を持っているところではあります。 Q 来月には参院選が始まりますが、どういったお気持ちで臨まれる考えですか。 A これは後で言っておこうかなと思ったんですが、後でも言いますが、今も言っておきましょう。都議選を参院選の前哨戦などという捉え方はしていません。どっちも本選です。国政、地方政治、上下優劣は全くないという認識を持ってます。なので、それぞれが独立してるんですが、再生の道としては、そこに通底するものがあります。何かというと、議員としてちゃんと仕事ができる人を議会に送り込もうという。その意味で、参院選に向けても既に擁立ができてますので、あとは本番を待つのみと。特段の意気込みは、息巻いているというわけではなくて、待ち遠しい、早く始まらないかなという、個人的にはその思いです。 Q 都議選では党の政策は掲げないということでやられましたけれども、参院選は党の政策は掲げて進めていくんでしょうか A 参院選に関しても実は記者会見をこれまでやっていまして、その中で少し説明してはいるんですが、参院選における再生の道は、いわゆるシングルイシューですね。一つのテーマを掲げて、そこに国民の意識を集約していこうというスタイルです。そのテーマが何かというと、教育。教育への投資、これを優先するというのを軸にしていますので、この都議選とは訴え方というか、訴える内容は変わってきます。 Q 選挙戦のやり方は大きく変わるんでしょうか。 Aうーん、変わるというか、自動的に変わるだろうなと。東京都内だけでやる選挙、しかも選挙区がバシッと42に分かれてる都議選と、全国を巻き込んだ参院選。しかも選挙区+比例があるというのを考えれば、自動的に戦い方は、変わってくるというか異なるものだという認識を持っています。それ以上の変化を党としてつけるかというと、先ほどの話にもあった通り、参院選の方はしっかりとシングルイシューで、テーマを打ち出しますので、恐らく再生の道として、主張しやすいというか、聞いてる国民は都議選よりかは理解が容易になるんじゃないかなと思います。というのは、都議選で議会を健全化させる、正常化させるという話をしてきました。それは二元代表制の本来の役割、議会の本当の機能を取り戻そうという話なんですが、これが極めて難解、ほとんどの有権者は考えたこともない。言われて何となく分かるかなっていう、非常に扱いが難しいテーマでした。そこからすると、参院選の方が扱いやすいというか恐らくメディアの皆さんも報道しやすいと思いますので、有権者の方には訴えやすいというか、理解してもらいやすいようには考えてます。 Q 他の政党も含めた選挙戦の振り返りとして、各党物価高対策を訴え、補助、減税といった公約が並んだが、再生の道は具体的な公約を掲げず、各候補者に基本的に任せていた。各党の公約の論戦をどのように見ていらっしゃったか教えてください。 A 都議選においての話ですよね。そういう意味では物価高対策がなんと的を外してるなと、遠くから眺めていました。東京都としてできる物価高対策ってかなり限られます。これはアンケートが来たので返しましたが、あるとすれば、家計に対する支援、企業に対する支援、で細かく言うと、物価高の影響が出やすいというか、マイナスのインパクトが大きい低所得者向けの給付金か、企業で言えば中小企業より体力が少ないところに対する補助金。もう自動的にこの辺りに定まるとは思います。しかしそれ以上の、何でしたっけなんか減税とか何とかっていうのは、そもそも今国政でもそうですが、インフレに対して減税でいちいち対応しようっていうのはかなり危ういというか。そういうことを考えるんですねと、私としては非常に強い違和感を覚えて聞いている次第です。 Q 再生の道のコンセプトである、都議会を健全化するということがちょっと難解だったというお話もありました。一部報道では、再生の道、大量の議席獲得には至らないような情勢であると報じられてます。都民が求めていたのはやっぱり具体策だったと思われますでしょうか。 A 難しい質問ですね。そう思わせてる節はあると思います。マスメディアの報道を中心に。そう思われませんか。皆さんが報じてるんですよ物価高の対策どうするんだって。そう誘導しますよね。 Q 私は横並びになってしまって、議論が深まっていないんじゃないかというふうに考えてそういう記事を書いてます。 A あぁ横並びになってる。だとしたら見分けがつかないから甲乙つけられなくて選べない、という投票行動になるんじゃないですか。でもそうなってないですよね。ということは、ほとんどの有権者はそこまで見えてないんですよ。何となくのイメージ、国政政党の色で投票するのが、今に始まった話じゃなく、これまでのほとんどの地方選挙ってそうなんじゃないですか。皆さんがそのようにクラシカルに報道される通り、国政の縮小版だと国民の多くは誤解をしてしまっている状態だと捉えてます。だからです。私が先ほど難しいことを都民に伝えることになったと。いや本当はそんなところから、学校ではないので、教える必要がないというか、教えたくはないんですが、誰かが言い始めないと、永遠に理解されない、気づけない。過ちが見逃されてしまうので、再生の道として、いやいや本当はそうじゃないですよねという話を始めた。始めざるを得なかっただけです。メディアの方が、もっと前から地方政治はかくあるべき、地方議会とはどういうもんだと、国民にしっかり理解させていたら、再生の道はそもそも必要なかったんです。 Q 他の自治体に横展開していく話。その際も今回のコンセプトは維持される、党議拘束設けない、具体的な政策を掲げないというのは一緒というお考えでよろしいですか。 A その通りです。 Q 現時点では、擁立した候補者の大半の当選が難しいという情勢が報じられていますが、この点は率直にどのように思われますか。 A そうなんですね、という感想です。 Q そうなんですねというのは具体的にどういうお気持ちでおっしゃってるんですか。 A 昨年も同じことを言ったんですが、都民の意識が可視化されるのが選挙なので、そうなんだというふうに、私も初めて知ったという。やってみないと分からないからやるんですよね。なので、そうなんだというふうに知ったという状態です。知ることに対して、特に感想って必ずついて回るものでもないかなと思うんですが、いかがでしょうか。 Q ご自身が擁立された方の大半の当選が難しいというふうに報じられていることについて、ご自身が擁立した立場としてはどのようにお考えですかというふうにお伺いしているんですが。 A これは、前の方の記者会見でも言ったんですが、当然ですが全員の当選を願ってますし、それを目指したというのがこれまでなので、通れば嬉しいし、通らなかったら悲しいです。それ以外の感想って生まれるもんなんですか。あえて言えば。しかしそれは、あくまでも候補者側の目線でしかなくて、今のは何かそういうふうに聞かれたので返したまでです。党の代表としては、はなからそういうものではないと、去年の都知事選から言ってるんです。今回の都議選においても同様です。通じましたか。 Q もうちょっと分かりやすい言葉で説明していただいてもいいですか。つまり今回ご自身が擁立された方の大半の当選が難しいというふうになっている状態を、擁立された立場としてどのように受け止めているかというところを、もう少しご説明いただけますか。すいません。 A そんなところに、党の代表としてこだわってないんです。よろしいですか。先ほど申し上げました1月の記者会見で、目標として、都議選に候補者を擁立するとしっかり書いてあります。見返してください。その観点で言えば、党としての目標はしっかりかなえているんです。その後の選挙においては、やってる方の立場の感想は先ほど申し上げました。しかしながら、党の代表として、今の現状をどう評価するかといえば、今申し上げた通りです。独立してます。その二つは。 Q 今回、期待通りだったと評価する一方で、都議選をやる中で見えてきた課題はありますでしょうか。 A やはり、地方政治、地方議会のあるべき姿がかなりの国民は理解できていないんだなという、さっきお話ししたところですね。これまでそれでずっとやってきたので、正直、今更こんな話をしないといけないんだなと思ってるんですが、ただそれは私自身、昨年までか、安芸高田市市長時代に感じた課題です。それは安芸高田市だけじゃなくて、東京都でも同じですし、他の地方自治体でも大体同じ状態になってると思います。首長、与党、野党的な考え方が浸透してしまっていて、本来の二元代表制の機能というものが見過ごされてる、理解されていない。それはメディアだけの責任じゃなくて、そもそもの政治家たち、首長や議員がそれを知らないことはないはずなんですが、分かってない、認識はしてるけど、理解をしていないが故に起きている現象だと思います。これ何がまずいかというと、強大な権力を集約させた首長が暴走してしまうと、それが止められないというのが問題なわけです。これ安芸高田市にも起きてましたよっていうのは、昨日の街頭に出て、最終回で話をしたところなんですが、基本的に拡張していく社会経済においては、それでも何とかなるんです。しかし地方は既にそうですが、これから縮小していく社会においては、厳しく選んでいかないといけない。何を残すのか、何を諦めるのか。そうしたときに、二元代表制本来の機能が備わっていないと、どっかで破綻します。要は首長の暴走が許されたものを、10年20年30年経って、次の世代が将来の禍根としてまさに被害をこうむってしまうわけなんですね。なのでその理解をしてもらう。その理解がないところが、この選挙の課題だった、難しさだったという捉え方をしてます。ちょっと難しかった。 Q 政党の政治活動としての課題、いわゆる見えてきたものはありますでしょうか。 A 再生の道としての課題ですか。それはたくさんありますね。設立してからこの5か月で、それこそやってみないと分からないことはたくさんありました。でその都度修正し、対応をしてきたので今があるわけなんですが、このPDCAはきっと終わりはないと思います。なので、挙げ出すときりがないので、何だと言われると聞かれるとちょっと困るんですが、課題は常にありますしこれからもあると思います。 Q 都知事選のときと今回の選挙で、演説されていて聴衆からの熱気、何か違いはありましたか。 A 熱気が違う…どうでしょうか。都知事選は、やってるうちにどんどんボルテージが上がっていったという感触でした。それに比べると、今回は最初からテンション高かったなというその違いはあった気がします。ただ、その中身、質みたいなものに差があるかというと、うーん何とも分からないというか、そこまで分析して見てなかったですね。 Q 選挙戦終盤の違いはどうですか。都知事選のときはこう上がっていったと。今回は序盤から高かったということですけど。 A 恐らくなんですが、私の主観がずいぶん影響するところだと思います。感じ方なので。その意味で、都知事選は、自分が主体で、とにかく自分を前面に出して自分の声を、気持ちを伝えると。意識を共有するというところだったのに対して今回は自分は主役ではない、脇役というか裏方です。候補者をとにかく前に出す、前に出てもらうのを考えると、自分の立ち位置がずいぶん違うので、すいませんちょっと比較が難しいですね。やりにくかったというわけではないんですが、ただ、頑張るにしても自分が頑張れば済む話ではないので、その違いは確かにあったとは思います。 Q 今後、改めてなんですけども、ご自身がまた出馬されるというようなご予定は今の時点ではどうでしょうか。 A それはどの選挙というわけではなくて、何かの選挙ですか。もしかしたら、あるんじゃないかなとは思います。 Q それはいつ頃どの辺でというのはあるんでしょうか A 全ての選択肢はテーブルに載っているというお決まりのコメントなんですが、せっかくなんで言及すると、もちろん3年後の都知事選もその対象ではあります。しかしそれは、他の3年後の参院選だろうと、いつ来るか分からない衆院選だろうと、もちろん可能性はあります。そして、私石丸伸二自身が、個人が政治家をいつやる、いつもう引退するというのは全然本当に決めてないので、これからずっとまた考えながら、その都度、適宜適切に判断をするんだと思います。 Q 石丸さんが工夫したこと、今回の街頭演説で心がけたこと、特に大事だと思って臨んだことがあれば教えてください。 A 街頭演説に際しては、めちゃくちゃいろんなことを考えて気にして、全部で100回やったんですが、選挙中に。その100回を終えていますので、いくつか、一つ挙げてみましょうか。候補者の横に立って、私が演説をする。なんなら、出だし私から始めるので、その意味で、候補者の参考になるように頑張ろうという意識はすごくありました。それは、都知事選のときは自分が出れば、それで良かったんですけども、横にいる人に、実はこうやったらいいんじゃないですかっていうのを見て感じてもらおうという意識を常に持って話すようにはしました。ちょっとどこまでうまくできたかはあれですけども、意識としてはそうでした。 Q 見本になるというか。 A そうですね。それなりに、昨年200回演説したというのもありますし、その前の安芸高田市市長選のときの経験もあれば、市長時代の演説、外に向けてのスピーチもあるので、そのあたりはいくらかでも候補者の方の参考になればなと考えたところです。 Q 今回の選挙、落選された方が今後も政治家の道を目指したいという場合、再生の道の党員として引き続き活動継続されるのかとか、その辺りはどういうお考えになるでしょうか。 A まだ決めてないんです。全員通るものと思って、今もこの瞬間を迎えてますので。はい、終わってから、それは最終的には決めます。ただ、おっしゃる通りですね、これからもその意思がある方は尊重するのが普通かなとは思います。 Q 先ほど会見が中断して、MXさんと、ニコニコ動画さんの中継が入りましたけれども、前回の都知事選では各メディアの中継が入ったが今回2社だったというのは、前回の中継の際批判しまくったのが影響しているんでしょうか。 A そうかもしれないですね。それに懲りなかった2社、なのかな。そういう意味では、ちょっと物足りないですね。日テレとか。あとは、今日お越しではないのかテレ朝とか、出てきて欲しかったですね。 Q ちなみにこの後、最後まで今回の結果はどちらかで見るというか、結果を待つという感じなんでしょうか。 A 今のところはこの会見のためだけに来ているという状態。はい。待ってても結果は変わらないので。 Q 最終的に全ての結果を受けてから改めて会見をやる予定はあるんですか。 A 予定はしてない。やった方がいいですか? Q やっぱり結果を受けてというのは、ちょっと気になるかなと思う。 A 検討します。 もうちょっと喋っていいですか?まだ枠があるので。先ほど少し質問が出た、ニコ動の話でも出たかな。個別の政策のことです。各党がそれを主張し合ってたというか、競ってたという。平たく言うとやばさに早く有権者は気づいた方がいいんじゃないかなと思います。で、ちょうどいいというか、目の前に参院選があるんで、そこに向けて、国政政党ですけども、本当にばら撒きを競い出してるじゃないですか。それは給付金だろうと減税だろうと、手取り云々だろうと同じ話です。飴を持って選挙に向かうという。先ほど実はニコニコ動画の中で記者の方が私に聞いたのが、中長期的な視点で政策を、ポリシーを掲げてましたよねという問いだったんですよ。二元代表制本来の役割を取り戻さないと、先々で困るよと。その観点で、今回の都議選もですし、次の参院選も同じような政策論争になるとしたら、日本の未来は本当に暗いので、少しでもマスメディアの皆さんがマシな方向に誘導していただきたいなとは思っています。すごく願っています。でないと、本当にこの政治、このレベルが続いてしまうと、もたないですよ。人口減少社会、東京都ですらあと5年で人口減り始めるのに、頭の中お花畑が続いてたら、困りませんか。そうしたときに、政治家の責任、政党の責任、課題ですね。それこそ当落も含めて問われるかと思うんですが、ぜひいい機会に今お伝えしたいんですが、政治家として、政党としてできるのは選択肢を示すところまでなんですよ。それより先は我々の責任にならない取れないんで責任取れないんです。要は、政党の、再生の道の課題ではなく、有権者の課題なんです。これを言うと、またなんか他責すぎるとか、突き放して酷いとかなるんですが、これは甘い言葉でごまかしちゃ駄目なんです。どこでその課題が誰のものか、切り分けられるか、せっかくなんでお伝えすると、誰が困るかです。このばら撒き型の政策を競って、将来のツケを恐れずばく進してしまう。将来政治家が困るんだったら政治家の課題ですよ。でも彼らは残念ながら責任取らないです。なのに悠々自適な生活を送りますよ。今いい地位にいるのでね。そうではなくて、私達が、一般の市民国民が、その問題を受け取ってしまうんです。なんなら次の世代が迷惑をこうむるんだとしたら、その課題はどこにあるのかっていったら、政治家、政党、それが出す政策というよりも、選ぶ側なんですよね。そしてそれに気づかせてあげられるのはマスメディアしかない。これまで何回もお伝えしてきた通りなので、その意味で、メディアの皆さんの奮起を期待しています。これだけどうしても言っておこうかなと思ったので。もういいかな。時間を使い切ったところですので、こんなふうにしましょうか。

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