イラン攻撃トランプ氏決断の背景 (1)外交交渉による解決進まず トルコ大統領による仲介の不調 (2)イラン弱体化 軍事攻撃で譲歩引き出す好機と判断

トランプ大統領の決断の背景には何があるのでしょうか。ワシントンから中継です。 トランプ大統領がイラン攻撃を決断した要因は、大きく2つあるとみられます。 一つは、外交交渉による事態の解決が進まなかったことです。イスラエルのイラン攻撃後も、アメリカとイランは高官同士の協議を進めてきましたが、進展はありませんでした。さらに交渉に見切りをつけた出来事として、アメリカメディアが伝えているのが、トルコ・エルドアン大統領による仲介が不調に終わったことです。 先週、トランプ大統領はトルコでの対話に自らが出席する用意があることなどを示したものの、イランの同意が得られなかったと伝えられています。 もう一つの要因とされるのが、イランの弱体化です。イスラエルの攻勢で、イスラム組織「ハマス」など、イランの影響下にある組織の戦力が大幅に低下していることに加え、イラン自体も攻撃で大きな打撃を受けていて、軍事攻撃でイランの譲歩を引き出す好機だと判断したとみられます。 ただ、アメリカ国内では今後、中東に駐留するアメリカ兵らが報復の標的になることへの懸念が高まっていて、トランプ大統領の決断が狙い通りの結果を生むのか、先が見通せない情勢です。

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