英ＢＢＣロシア語版などによると、露西部の軍事裁判所は２０日、ウクライナの露軍支配地や戦闘地域からウクライナ人が避難するのを支援していたロシア人女性活動家に対し、国家反逆罪やテロ資金提供の罪で禁錮２２年（求刑・禁錮２７年）の判決を言い渡した。 報道によると、判決を受けたナジェジダ・ロシンスカヤ被告は、ウクライナ人の避難や人道物資の支給などを行う支援団体の創設者。昨年２月に露西部ベルゴルド州で露当局に拘束され、ＳＮＳでウクライナ軍への寄付を呼びかけていたなどとして起訴された。ロシンスカヤ被告は「投稿は自身のアカウントではない」と否認しているという。 ロシアの人権団体によると、ウクライナ侵略が始まってからロシアでは国家反逆罪やスパイ罪などの事件が急増した。昨年末までに少なくとも７９２人が起訴され、約５３０人が有罪判決を受けたという。
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