第１０７回全国高校野球選手権鳥取大会（鳥取県高野連など主催）の組み合わせ抽選会が２０日、エースパック未来中心（倉吉市駄経寺町）であった。 　７月１２日にどらドラパーク米子市民球場（米子市）で開幕。夏の甲子園への切符を懸けて、２３校が熱戦を繰り広げる「球児たちの熱い夏」がもうすぐ始まる。 　（安宅一平、但見易史） 　春の県大会を制した鳥取城北は２回戦で米子工—八頭の勝者と対戦する。３人の投手を中心に安定した守備で守り勝つ野球で夏の連覇を狙う。平山暖也（はるや）主将（３年）は「優勝して、甲子園で日本一を目指す」と意気込む。 　春の選抜大会に出場した米子松蔭は２回戦で、境—鳥取商の勝者と戦う。杉山瑛大（えいと）主将（３年）は「誰が出場しても勝てるチームになった。夏も甲子園に出場したい」と誓った。 　春の県大会準優勝の米子東と鳥取西、鳥取中央育英のシード校も優勝を狙う。また、日野は７年ぶりの単独出場となる。 　今大会から新たに、試合前に行うシートノックを各校７分から５分に短縮する。昨年導入した五回終了時のクーリングタイムも継続する。８分あり、選手が体を冷やしたり、水分を補給したりする時間として５分を設定。残りの３分で試合再開に向けて準備する。 　開会式は午前８時半から。順調に進めば決勝は２８日午前１０時からとなる。入場料は大人８００円、高校生１００円、中学生以下無料。 選手宣誓は米子東の角井統馬主将 　開会式の選手宣誓は、希望した１３校から、米子東の角井統馬主将（３年）に決まった。意気込みを聞いた。 　——決まった感想は 　まさか、当たるとは思わなかった。 　——どんな宣誓にしたいか 　応援してくれている方々に元気や勇気を届けるような宣誓にしたい。 　——どうやって内容を決める 　家族と相談して考えたい。 　——大会にかける思いは 　あと一歩のところで負けてしまうことが多い。甲子園に出られるように頑張りたい。