警視庁渋谷署に所属する男性巡査長（30）が、飲み会帰りに電車を寝過ごし、降りた駅の近くにとめてあった自転車を盗んだうえ、自転車で酒気帯び運転をしたとして、書類送検され、懲戒処分をうけました。 窃盗と道路交通法違反（酒気帯び運転）の疑いで書類送検されたのは、警視庁渋谷警察署に所属する男性巡査長（30）です。 警視庁によりますと、巡査長は2025年5月17日、千葉県船橋市の西船橋駅近くの駐輪場で自転車1台を盗んだうえ、その自転車を酒に酔った状態で運転した疑いがもたれています。 巡査長は渋谷署の署員ら4人と飲酒した帰り道で、自宅のある東京都江戸川区の駅で降りる予定も寝過ごし、西船橋駅で下車しましたが、自宅に戻る電車がない時間帯のため、自転車を盗んだということです。 盗んだ自転車でおよそ7キロメートル離れた自宅まで帰る途中に、警察官が巡査長に職務質問したことから発覚しました。 任意の調べに容疑を認め、「早く帰って寝たかった、歩いて帰るのも嫌だった」と話しているということです。 巡査長は、停職3か月の懲戒処分をうけましたが、20日付で辞職したということです。 職員の書類送検をうけ、警視庁は「警察官としてあるまじき行為であり厳正に処分しました。規律の保持を徹底し、都民・国民のみなさまからの信頼確保に取り組んでまいります」とコメントしています。
もっと
