【地方競馬コラム】5戦無敗のベアバッキューン ここからが難関 陣営は胃が痛いが…期待は大

 普段はベストをビシッと着こなし、パーティー会場にいてもおかしくないような鈴木義久師。そんな師が珍しくラフな服装でパドックを見つめていた。  「精根尽き果てたからね」と冗談交じりに笑った。厩舎の看板馬、ベアバッキューン(牡3、父モズアスコット)が4日、船橋の若潮スプリント(S3、1200メートル)で勝利。デビューからの連勝を「5」に伸ばした。  骨折による休養で約8カ月ぶりの実戦。どれだけの神経を使っただろうか。安堵(あんど)の気持ちが十分にうかがえた。  次走は黒潮盃(S3、8月13日、大井1800メートル)。そしてマイルチャンピオンシップ南部杯(Jpn1、10月13日、盛岡1600メートル)を目指す。若潮スプリントは58キロを背負って3馬身差快勝。重量、順調度で優位に立つ他馬を寄せ付けなかった。  「スピード競馬に対応できたのは良かった」と師。対して黒潮盃はマイルまでしか経験がないベアバッキューンにとって未知の距離。「次は持久力が必要。ポテンシャルが高いし、この距離なら序盤ゆったり行けて息が入る。平気だと思う」と期待を寄せた。  あえて出された課題にベアバッキューンがどう応えるか見ものだ。(大沢 太久)

もっと
Recommendations

【しらさぎS】チェルヴィニアとルメール騎手は5枠7番 レーベンスティールと川田将雅騎手は4枠6番に 枠順決定

◆第1回しらさぎS・G3(6月22日、阪神・芝1600メートル)…

【府中牝馬S】ラヴァンダはポリトラックコースで軽快 中村調教師「変わらないのが一番」

◆第73回府中牝馬S・G3(6月22日、東京競馬場・芝1800メ…

【さきたま杯】コスタノヴァなどJRA馬は5頭

埼玉県浦和競馬組合は、6月25日(水)に行われるさきたま杯(Jpn1)…

【新馬戦】ダーリングハースト 世界No.1ホースの兄に続け 素材を絶賛「いいものを持っている」

「新馬戦」(22日、東京)日曜東京5R(芝1600メートル)…

【府中牝馬S】ディー「シンプルに勝ちたい」ミアネーロとコンビで暴れ締め 勝って能力を「証明したい」

「府中牝馬S・G3」(22日、東京)先週の宝塚記念は10番…

【しらさぎS】シヴァースの鞍上が強力!前身の米子Sでパーフェクト連対&友道調教師と過去10年の芝レースで勝率トップ

◆第1回しらさぎS・G3(6月22日、阪神競馬場・芝1600メー…

【府中牝馬S】マイケル・ディー ミアネーロで“有終の美”飾る「間違いなく馬は良くなっている」

マイケル・ディー(29=ニュージーランド)が今週、JRA短期免許を取…

【地方競馬コラム】5戦無敗のベアバッキューン ここからが難関 陣営は胃が痛いが…期待は大

普段はベストをビシッと着こなし、パーティー会場にいてもおかしく…

【地方競馬】園田FCスプリント 高知のユアマイドリームが重賞初制覇

「園田FCスプリント」(19日、園田)3番人気で高知のユアマ…

【POG】福島デビューを目指すタイダルロックが上々の動き 叔父に日本ダービー馬クロワデュノール

7月6日の福島5R新馬戦(芝2000メートル)でデビューを目指…

loading...