19日午前、阿賀野市の住宅街で体長は約1.5メートルのクマ1頭が歩いているのが見つかりました。クマは猟友会によって駆除され、けが人はいませんでしたが、白昼の住宅街は一時、騒然となりました。 19日正午すぎ、取材班が向かったのは阿賀野市の住宅街。そこにはパトカー、そして、銃を持った人の姿も。 〈警察官〉 「警察官をこのあたりに配置して （クマが）戻ってこないように 見張りをさせようと思います」 （リポート） 「クマが現れたのは阿賀野市の集落です。クマはあちらの木の下の民家の敷地に隠れたということです」 警察によりますと19日午前6時前、阿賀野市内の住宅街でクマ1頭が目撃されました。体長は約1.5メートル。近辺では早朝からクマの目撃情報が相次いでいました。 〈近所の人〉 「1メートルぐらいに見えたけどね。この辺で出るんだ、本当に出るんだって感じですね。怖いですね。子どももいるし」 その後、空き家の敷地に入り込んだクマ。捕獲のため、トラックに積まれてオリが運び込まれます。 物々しい空気に包まれる白昼の住宅街。住民に危険が及ぶ可能性があるため、捕獲に向けて警察や地元の猟友会が動き出します。 〈警察官〉 「麻酔銃を使うときは通行止めにしますので撃つ可能性を考えて」 〈猟友会〉 「農道も一般の方が入らないように車をとめてもらってもいいかもしれない」 万が一に備えて猟銃や盾も用意されます。屋根の上からじっとクマの様子を見守る猟友会のメンバー。そして、大きな声が聞こえ、カメラを田んぼの方に向けると・・クマが姿を現しました。 その後、猟友会によって駆除されたクマ。体重140キロほどのオスで推定6歳だということです。 阿賀野市によるとけが人はいませんでしたが、白昼の捕り物に住宅街は騒然となりました。
