参議院選挙の前哨戦とも言われる首都決戦。「news every.」では3日連続で、東京都議会議員選挙をめぐる、各党の選挙戦をお伝えしています。18日は都議会で議席を持つ野党のトップがフル稼働している選挙戦に密着しました。 　　　　◇ 都議選の告示日。立憲民主党の野田代表は、初日から応援に駆けつけました。その翌日にも2日連続で応援入り。都内各地で支持を訴えました。 立憲民主党　野田代表 「昨日、今日となかなかいい感じだと思いますので、このまま突っ走っていきたいです」 立憲は都議会では現在、野党第二党です。議席増加に向けて、代表自らマイクを握り自民党の“政治とカネ”の問題を厳しく批判。「一番重要なテーマ」として、物価高対策も強く訴えていました。 ——都議選は参院選の前哨戦？ 立憲民主党　野田代表 「都議選で躍進するということは、参議院選挙で間違いなく躍進につながると思いますし、“ホップ（去年の衆院選）・ステップ（夏の参院選）・ジャンプ（次の衆院選）”、ステップ（夏の参院選）も大きく躍進するきっかけになると思って、何としても都議選で勝利していきたいと思います」 夏の“参院選の前哨戦”とも言われる今回の都議選。都議会“野党”は議席をのばし、小池都政に変化をもたらすことはできるのでしょうか。 同じく議席増加を狙う日本維新の会は、前原共同代表が減税などを訴えます。 日本維新の会　前原共同代表 「都民税を下げる、下げるというのは減税です」 別の場所では、吉村代表も“維新の牙城”大阪から参戦。 日本維新の会　吉村代表 「（自民党が）現金2万円を配るでしょ、ガックリきますね。僕は市長もやりましたから、自治体からすると『ええ？　またやるの？』ですよ」 演説の最後には、あのイベントもしっかりPR。 日本維新の会　吉村代表 「今大阪で万博やってますので、ぜひ良かったら来てください」 商店街を歩いても、声をかける人が絶えません。維新の“ツートップ”が全面バックアップする選挙戦となっています。 日本維新の会　吉村代表 「今1議席しかないですけど、何とか維新の議席を増やして、そして夏の参議院選挙、社会保険料を下げる改革、実現したい」 都議会“野党第一党”の共産党。党のトップが写真撮影や握手に応じます。 共産党　田村委員長 「日本共産党は今、都議会で野党第一党。共産党・都議団が提案すれば都政が動く」 小池知事や“知事与党”を批判し、「消費税減税」などを訴えた田村委員長。 ——都議選は参院選の前哨戦？ 共産党　田村委員長 「都議選は参議院選挙にそのままつながっていく選挙ですので、続く参議院選挙で、衆議院と同じように自民党・公明党を過半数割れに追いやっていくことが求められると思います」 地域政党の東京・生活者ネットワークは、岩永共同代表が持つ現有1議席以上の獲得を目指します。 東京・生活者ネットワーク　岩永共同代表 「今こそ生活者の街にするためには、地域を人口減少という視点で捉え直していく。生活に密着した、そして暮らしに優しい街作りを進めていく」 都議選の投開票日まであと4日です。