家族6人が乗った車に白っぽい車がぶつかり、そのまま逃走しました。突然の「当て逃げ」被害。運転していた男性が当時の状況を語りました。 ◇ 事故は15日夜、栃木県足利市の国道沿いにある交差点で起きました。被害に遭った車を運転していたのは43歳の男性です。 被害に遭った男性（43） 「宇都宮の観光をしてから帰宅している途中でした」 当時、車に乗っていたのは6人。助手席には男性の妻（43）、2列目に妻の母（68）と10歳の息子、6歳の娘。そして3列目の左側には、妻の父（74）が座っていたといいます。 被害に遭った男性（43） 「（車内は）楽しく一日終わったなと、ゆったりとした空気感でした」 しかし、その和やかな雰囲気は一瞬で壊されたのです。 車の後方を映すドライブレコーダーがその瞬間を捉えていました。ヘッドライトが近づいてくると、車がそのままぶつかります。ブレーキをかけた様子はありません。飛び散る部品。 妻 「うそ！ ちょっと待って追いかけないと。逃げていった！」 男性は車を発進させますが、タイヤがパンクし車はガタガタ。そして、当たってきた白っぽい車は、赤信号を左折し逃走しました。 被害に遭った男性（43） 「子供たちは2人ともパニック状態で、娘はずっと泣いていたし。息子も何が起きたのかわからない、体の痛みを一番訴えていたので、本当にかわいそうだなと」 この事故で、6人全員が首や腰の痛み、手のしびれなどを訴えているといいます。 被害に遭った男性（43） 「本当にちゅうちょなく逃げたなと。子供たちは『こんなことをする人がいるんだ』という悲しい気持ちをずっと言っていますね」 男性は、警察に被害届を提出。警察は、逃走した車などについて捜査しています。
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