参議院選挙の前哨戦とも言われる首都決戦。「news every.」では3日連続で、東京都議会議員選挙をめぐる、各党の選挙戦をお伝えしています。17日は都議会で初の議席獲得を目指す、6党のトップに密着しました。 　　　　◇ 都議会で初の議席を狙う国民民主党。 国民民主党　玉木代表 「都民のみなさんの手取りを増やす夏にしていきたい」 若者やSNSなどを中心に支持拡大を狙います。党のトップ自ら、積極的に写真撮影や握手に応じ、SNSでの拡散を呼びかけます。 国民民主党　玉木代表 「私の写真を撮ってください！」 国民民主党は去年の衆院選で、議席数を4倍に伸ばし躍進しました。ただ直近の世論調査では、参院選の公認をめぐる問題などの影響か、支持率が下落。党にとって「勝負の夏」となっています。 議席獲得のカギの1つは、玉木代表の人気。週末16か所を駆け回り、支持を訴えました。 国民民主党　玉木代表 「（都議選と参院選は）ある意味もう一体として考えていますので、とにかくしばらく選挙が続きますけど、元気いっぱいでやりたい。熱伝導で伝えていきたいと思っています」 夏の“参院選の前哨戦”とも言われる今回の都議選。都議会で議席ゼロの政党は小池知事の与党にどう挑むのでしょうか。 れいわ新選組は… れいわ新選組　櫛渕共同代表 「いま東京は金持ちと貧乏人の街になっている。小池都政を変えるのも今回の都議会議員選挙です」 櫛渕共同代表は「手取りを増やし貧困格差をなくす」と強調しました。山本太郎代表は告示日以降、応援に入っていません。 参政党の演説会場では雨の中、多くの人が集まっていました。 参政党　神谷代表 「外国人の人も含めた日本に暮らす人たちが安心して暮らせる秩序があって、治安のいい街を保ちたいだけなんです」 神谷代表は演説が終わると握手に応じ、車に乗り込み、次の演説会場に向かいました。 去年の都知事選で旋風を巻き起こした再生の道の石丸伸二代表は… 再生の道　石丸代表 「今回の都議選は違います。再生の道が新たな選択肢を皆さんに示します」 今年1月、地域政党「再生の道」を立ち上げ、自ら公募で選んだ候補者42人を今回、擁立しました。 抜群の知名度を武器に、連日10か所ほどで応援演説を行う石丸代表。その演説会場では、演説が終わった後の候補者と話をするシーンが多く見られました。 ——何を話していた？ 再生の道　石丸代表 「ワンポイントアドバイスですね。僕から（候補者に）最後フィードバックをして」 都議会は、小池知事のチェック機能が本質と語る石丸代表。都議選の位置付けを聞きました。 再生の道　石丸代表 「前哨戦ってめちゃくちゃ失礼ですよね。なんか飾りみたいに、お試し期間みたいに言うなと。本当にそこに都政の全てが集約されるわけですし、都民の意思がそこに凝縮されるわけじゃないですか。そういう意味で都政は都政、都議会は都議会の存在意義があるので、それは大事にしてほしいなと」 日本保守党も百田代表が応援に駆けつけます。 日本保守党　百田代表 「東京はまさに日本の首都であり、天皇陛下が住まわれている街であり、東京は世界を代表する街です。東京都を守りましょう、本当に真剣に守りましょう」 都民税の減税や外国人受け入れの見直しなどを訴えています。 社民党は24年ぶりの議席獲得を目指します。 社民党　福島党首 「都議会議員選挙で勝って、国政を都政を元気に変えていきましょう。ミサイルよりコメ！　ミサイルより飯を！　生活を、命を大事にする社民党どうかよろしくお願いいたします」 野党の党首クラスが、支持を訴える今回の都議選。小池都政にどう変化をもたらすのでしょうか。