ついにアップデート テスラの高性能EV『モデルSプラッド』 ニュルでテスト走行開始

空力性能を強化か テスラは、高性能EV『モデルSプラッド』および『モデルYパフォーマンス』にアップデートを施した改良新型の投入準備を進めている。 【画像】空力性能を高めた主力EV【現行型のテスラ・モデルYを詳しく見る】 全21枚 この2車種は、ドイツのニュルブルクリンク・サーキットでテスト走行している姿が確認されており、間もなく欧州市場で発売される可能性が高い。数多く存在するライバルの新型EVに対抗する狙いだ。 テスラ・モデルSプラッド(現行型) モデルSプラッドは、最高出力1034psを誇るハイパフォーマンスの電動セダンだ。今回目撃されたプロトタイプは、軽いカモフラージュが施されていたものの、空力性能を高めるデザインとなっていた。フロント下部のエアダクトは以前より角張った攻撃的なデザインとなり、リアディフューザーにはリフトを低減する目的とみられる突出部が追加されている。フロントエンドには、先進運転支援システム用のカメラも追加されている。 テスラはアップデートの詳細を公表していないが、空力性能だけでなく、パワートレインや充電機能も強化される可能性がある。例えば、最近登場したサイバートラックは従来の400Vシステムではなく、800Vの電気システムを採用しており、最大充電速度400kWを超えるとされる。 ニュルブルクリンクでテストを行っていることから、市販EVラップレコードの奪還を狙っているものと思われる。モデルSプラッドは昨年、ポルシェのタイカン・ターボGTにトップの座を奪われた。しかし、タイカンのラップタイムがモデルSを18秒も上回る(7分7秒)ことを考えると、その差を埋めるには、出力向上やシャシー強化など、大幅な改良が必要になるだろう。 さらに、最近ではシャオミ(Xiaomi/小米)のSU7ウルトラがタイカンのタイムを約3秒上回り、ニュルブルクリンクにおけるEVのラップレコードを更新したばかりだ。 モデルSプラッドはますます激しい競争に直面している。メルセデスAMGは1000psを超えるスーパーセダンを間もなく発売予定で、米国のEVメーカー、ルーシッドのエア・サファイアは1250psを誇る。 激化するクロスオーバー競争 クロスオーバーのモデルYパフォーマンスも、これまで以上に厳しい市場環境に置かれている。新規のライバルとしては、ポルシェ・マカン・ターボ・エレクトリック、アルピーヌA390、ヒョンデ・アイオニック5 N、スマート#5ブラバスなどが挙げられ、さまざまな価格帯に個性の強い高性能EVが数多く存在する。 テスラは、モデル3パフォーマンスと同等のデュアルモーター四輪駆動パワートレインを採用し、合計出力510psと、0-100km/h加速4.0秒未満を実現すると予想されている。なお、テスラは公式で「0-97km/h(0-60mph)加速は2.9秒」と発表しているが、これは低速域での短いロールアウトを含むため、実際の数値とはやや異なる可能性がある。 テスラ・モデルY(現行型、標準モデル) 航続距離はモデル3パフォーマンスの528kmを下回る見込みだ。しかし、ニュルブルクリンクで目撃されたプロトタイプには長いダックテールスポイラーが装着されており、空気抵抗を抑えるための調整が行われているようだ。 インテリアでは、モデル3パフォーマンスと同じく厚手のサポート付きスポーツシートとカーボンファイバーのトリムの採用が見込まれる。 モデル3パフォーマンスの英国価格が5万9990ポンド(約1175万円)であることを考慮すると、新型のモデルYパフォーマンスは6万ポンドを超える可能性が高い。

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