矢作調教師が殿堂入りの音無元調教師を祝福 「何度も挫折して、乗り越えた。自分自身にもすごく重なる」

 JRAは6月16日、2025年度の顕彰者に今年3月で引退した音無秀孝元調教師を選定したと発表した。調教師としては2022年に選定された藤沢和雄さん以来、史上12人目となる。  音無元調教師の殿堂入りを、矢作芳人調教師=栗東=が祝福した。「当然もらうと思っていたから、驚きはないです。非常に切望していたし、本当におめでとうございます」。滋賀・栗東トレーニングセンターにある同じ坂路脇のスタンドで調教を見守り、仕事を離れても自宅が近く、何度も食事会に招待するなど公私ともに非常に親しい間柄だ。  騎手時代も調教師時代も決して順風満帆ではなかった音無元調教師の歩みには勇気をもらった。「何度も挫折して、それを自分の努力で乗り越えてきた。自分自身にもすごく重なる部分があって、先生の後を追いかけてきたと今でも思っています」と振り返る。自身は、調教師試験に14度目の受験でようやく合格したが、いまや全国リーディングに6度立つなど日本競馬の第一人者。その道のりには偉大な「先輩」への感謝の思いがあった。

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