ブラピ主演『F1/エフワン』は音楽面にもこだわり 巨匠ハンス・ジマーからエド・シーラン、BLACKPINK・ロゼまでフェス並みの豪華さ

 ブラッド・ピットが主演するジョセフ・コシンスキー監督最新作『F1(R)/エフワン』。音楽を重鎮ハンス・ジマーが手掛けるほか、劇中で使用される楽曲にも、エド・シーラン、BLACKPINK・ロゼなど豪華アーティストが集結している。本作の音楽について、製作陣のコメントと共にその裏側に迫ってみよう。 【写真】『F1/エフワン』ブラピの初出しカット!(2点) サーキットを歩く姿もイケメン  F1(R)の全面バックアップのもと制作した本作は、世界各国の本物のサーキットで映画史上類を見ない規模の撮影を敢行。出演者たちも数ヵ月の厳しいトレーニングを積み、F1カーを実際に操縦するなど限界までリアルを追求している。ブラッドが演じるのは、常識破りの元カリスマF1レーサー。最弱チームと共に昨日までの自分を超えていく、胸熱のストーリーが展開する。  本作の音楽を担当したのは、『DUNE/デューン 砂の惑星』や『グラディエーター』、『インターステラー』、『ラスト サムライ』など数々の名曲を生み出してきた映画音楽界の重鎮ハンス・ジマー。今年5月には初の来日公演「Hans Zimmer Live in Japan」を大成功させたことも記憶に新しく、日本でも幅広い人気を誇る作曲家だ。  ジマーとは大ヒット作『トップガン マーヴェリック』でもタッグを組んだコシンスキー監督は、「ハンス・ジマーのスコアは素晴らしいです。本作でも、映画の中で音楽が大きな働きをし、シーンごとの感情をサポートしてくれました。本当に満足しています」と笑顔を見せる。  『トップガン マーヴェリック』では、主題歌にレディ・ガガを迎えたほか、デヴィッド・ボウイやT・レックス、ザ・フーなどレジェンド級バンドの楽曲も使用し、音楽と映像の掛け合わせで観客を魅了したコシンスキー監督&ハンス・ジマー。  タッグ最新作となる本作でも、豪華アーティスト陣が勢揃い。日本でも人気の高いシンガーソングライターのエド・シーランや、世界的なファッションアイコンなど音楽の枠を超えて活躍の幅を広げるBLACKPINKのロゼ、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』や『エルヴィス』にも参加したグラミー賞受賞ディーバのドージャ・キャットとヒューストン出身ラッパーのドン・トリヴァーのコラボ楽曲など、まるでフェス並みの顔ぶれが揃っている。  そんな本作の音楽について、コシンスキー監督は「素晴らしいアーティストたちを起用できたのはとても幸運でした」と喜びを噛みしめる。「この映画のために何百もの曲をオーディションしました。そして、このF1(R)というスポーツが持つグローバルな性質を音楽に反映させるために、世界中の音楽を求めましたし、それを実現できたと思います」と、音楽面でも並々ならぬこだわりを持っていたことを明かした。  また、同じく『トップガン マーヴェリック』に続く製作チームの一員であるプロデューサーのジェリー・ブラッカイマーは、映画の楽曲を選ぶ際に重要視していることとして「シーンの感情を伝えられる音楽を選ぶこと」を挙げる。「音楽は、各シーンに合わせて、観客にどう感じ、どう考えるかを伝えてくれます。様々なアーティストを試していくなかで、上手くいくアーティストもいれば、上手くいかないアーティストもいます」と明かし、「幸運なことに、映画の様々な場面で17組ものアーティストの曲を使うことが出来ました。彼らは本当に素晴らしいです。どれも素晴らしい曲なんです」と、クオリティに自信をにじませた。  本作は先日、Queenの名曲「We Will Rock You」を大胆に使用した予告映像が話題を呼んだが、この楽曲は実際に劇中でも使用されている。コシンスキー監督は楽曲使用に至った経緯について、「実は『We Will Rock You』が本作で使用されているのは、イギリスのシルバーストーン・サーキットでザ・グリッド(※)のシーンを撮影していたとき、PAシステムからたまたまあの曲が流れていたからなんです。撮影中に流れていたから、それが撮影した映像に焼き付いていたんです。それを僕らはそのまま本編映像として受け入れたんです」と、偶然の産物だったことを明かした。緊張感と熱気があふれるレース直前の雰囲気と音楽がベストマッチした、胸熱の本編映像に注目だ。 ※レース開始時の車両の位置が決められている場所  映画『F1/エフワン』は、6月27日より全国公開。

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