“あじさい寺” 今が見頃 “あじさい寺”として知られる神奈川県鎌倉市の「明月院」では、約2500株のアジサイが見頃を迎えています。 青い色は“明月院ブルー”と言われ、咲き始めから徐々に色が濃くなっていきます。 6月拝観時間:午前8時半から午後5時(午後4時半受付終了) 拝観料:大人500円 小中学生300円 鎌倉市観光課によると、6月は初詣の次に観光客が多く訪れます。混雑を避けたい方におすすめなのが“裏鎌倉”。いつもの鎌倉とは一味違う鎌倉の裏側を覗いてみましょう。 ゆったり観光にオススメ “裏鎌倉” 鎌倉ときいて思い浮かべるのは鎌倉駅の東口から出た小町通りや鶴岡八幡宮ですが、反対側の西口エリアや北鎌倉駅周辺は“裏鎌倉”と呼ばれています。 航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏によるとー ▼御成通り・・・地元の人はもちろん「通」な観光客が訪れるエリア ▼北鎌倉・・・おいしいイタリアンやカフェなど「隠れた名店」が多い 比較的人が少なく、ゆったりと観光するのにオススメです。 伊藤アナウンサーが“裏鎌倉”巡り 伊藤隆佑アナウンサー: 西口からすぐの御成通りにやってきました。小町通りと比べて、人通りもそこまで多くありませんし、穏やかでいい雰囲気ですね。 地元の人がよく訪れる「御成エリア」は、ベーカリーや雑貨店など隠れた名店が多くあります。地元の方にお勧めしてもらった珈琲店へ。 ◆コーヒースタンド THE GOOD GOODIES 10種類以上あるコーヒー豆をオーダーごとに挽いて、一杯ずつハンドドリップで丁寧に入れてくれます。 味の好みをを聞いて店長がおすすめしてくれたコーヒーと、三浦産の平飼い卵や湘南で作られた無添加ソーセージの入ったプレートでモーニング。地元の食材を楽しむことができます。 朝食の後は、北鎌倉方面へ向けて散策。 ◆亀ヶ谷坂切通 13世紀中ごろ(鎌倉時代)に山を切り開いて作られた道。 細い道の両側に切り立った崖が歴史を感じさせます。 伊藤隆佑アナウンサー: こういうところに触れられるというのも鎌倉ならではですね。 木に囲まれているし切通だけあって風もスッと抜けていくから涼しい。 坂道を登りきると、隠れたあじさいスポットが… 淡い水色のガクアジサイや白いあじさいが山肌に沿って咲いていて、様々な色の競演を楽しめます。 鎌倉から電車で1駅の北鎌倉。駅前には鎌倉五山第二位に名を連ねる「円覚寺」があり、歴史と自然が調和した町並みが広がっています。 北鎌倉でおすすめの最新グルメが、2024年5月にオープンした ◆北鎌倉 おむすび庵 店を手がけるのは、円覚寺・沸日庵の住職を務める高畠宗一さんと、数々の名店で料理長を務めた金子辰之さん。 名物「おむすびサンド」は、具を入れたご飯を海苔で包み半分に切って、その上にメインとなる食材をのせるのが特徴です。 三浦牛や、三浦産の釜揚げしらすなどバリエーション豊かな「おむすびサンド」が楽しめます。 次に目指すのは、見頃を迎えている北鎌倉のアジサイ。 「明月院」や「建長寺」など数多くのスポットがありますが、穴場なのがこちら。 ◆北鎌倉古民家ミュージアム 北鎌倉駅から徒歩2分 営業時間:午前9時〜午後6時(〜7月6日) 入館料:600円 庭には約100種類ものアジサイがあり、めずらしい品種に出会えることも。 ミュージアム内には売店もあり、手ぬぐいや絵葉書など、様々な作家の作品を購入することもできます。 ◆北鎌倉エリア「長寿寺」 春・秋だけ限定公開 ※特別拝観は6月末まで 水木金土日(雨天中止) 午前10時〜午後3時 拝観料:300円 伊藤アナが最後に訪れたのは、和菓子の練り切り細工とお抹茶体験ができる施設。 ◆kominka. 北鎌倉駅から徒歩6分 営業時間::午前10時〜午後6時(最終受付午後4時半) 定休日:火・金(6月中は営業)※事前予約制 練り切りとは、季節の風物詩などをモチーフにした生の和菓子。 古民家をリノベーションした落ち着いた空間で練り切り作りを体験することができます。 伊藤隆佑アナウンサー: 今日は普段巡らない鎌倉のスポットばかりだったんですけど、この時期ならではのアジサイの自然にも触れられましたし、日本の文化の体験もなかなか新鮮でした。“裏鎌倉”って最高だなと思いました。 (ひるおび 2025年6月11日放送より)