【オークモント（米ペンシルベニア州）＝帯津智昭】男子ゴルフの今季メジャー第３戦、全米オープン選手権は１５日、米ペンシルベニア州オークモントのオークモントＣＣ（パー７０）で最終ラウンドが行われ、６３位から出た松山英樹は３バーディー、１ボギーの６８で回り、通算１２オーバーの４２位だった。 首位と１打差の２位から出たＪ・Ｊ・スパーン（米）が通算１アンダーでメジャー初優勝を飾った。優勝賞金４３０万ドル（約６億２０００万円）を手にした。 苦しめられてきた難コースでの最終ラウンドで、松山は２アンダーで回った。前日から公言してきた「アンダーパーで回りたい」という目標を達成した。 得意のアプローチがさえた。１２番パー５では第３打をピンそばにピタリ。二つ目のバーディーを奪うと、１８番パー４でも、第２打をピンまで７０センチにつけてギャラリーを沸かせ、バーディーで締めくくった。 前日は７オーバーと大崩れしただけに、「今日はグリーンも軟らかかったので、（スコアを）出しやすいセッティングだった。それでも、昨日と今日でスコアが違うのは自分の状態（の違い）だと思う。今日は良かった」と手応えを口にした。ただ、４日間を通して上位争いに絡めず、「残念ですね」と悔しさをにじませた。
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