富山競輪の富山市合併20周年記念「第13回大阪・関西万博協賛競輪（G3）」の決勝戦が行われ、飯野祐太（40＝福島）が番手捲りの佐藤一伸を差してV。22年富山以来、2度目のG3制覇を決めた。2着は佐藤一伸、3着は須永優太、北日本勢が上位を独占した。 嵯峨が一気に前を叩き先行態勢。村田が巻き返し、ホームから谷も仕掛けるが、最終1角で佐藤一が外に振りながら番手から出ていく。後方から仕掛ける選手はいない。ゴール前は3番手の飯野が際どく差してV。激戦を制したのは22年に続き、富山と抜群の相性を誇る男だった。 「嵯峨君の頑張りに尽きる。ラインに助けられました。最後、佐藤君が結構、持ってきたし、内を行かれてしまうと（苦笑い）。余裕はあったし全体的に動きは見えていました」 20代は北日本の先頭でラインに貢献。35歳を過ぎて「自分も獲りに行っていい気持ちに」から、40歳にして2度目のG3V。「競輪は40代から。ここからです」と自らに気合を入れた。自力でも追い込みでも強いオールラウンダー。北日本勢に欠かせない活躍をこれからも見せる。
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