【オークモント（米ペンシルベニア州）＝帯津智昭】男子ゴルフの今季メジャー第３戦、全米オープン選手権は１４日、米ペンシルベニア州オークモントのオークモントＣＣ（パー７０）で第３ラウンドが行われ、５７位から出た松山英樹は１バーディー、６ボギー、１ダブルボギーの７７で回り、通算１４オーバーの６３位に後退した。 サム・バーンズ（米）が４アンダーで単独首位を守った。 同組だったハリス・イングリッシュ（米）も松山と同じ７７で回り、２人ともボギーが続いた一日だった。１８番を終えると、松山はイングリッシュの肩のあたりを軽くたたき、互いの奮闘をねぎらった。 「結果が全て」と松山。９番では約３メートルのパーパットがわずかに強く、カップに蹴られ、思わず天を仰いだ。速いグリーンへの対応に苦しみ、「スピード感をつかみきれてないところが全て」と要因を語った。ティーショットが曲がることが多く、何度も深いラフやバンカーに打ち込み、チャンスもほとんど作れなかった。 今大会と同じ会場で行われた２０１６年は予選落ちだった。今回は第２ラウンドの１８番でバーディーを奪い、決勝ラウンド進出圏内に滑り込んだ。ただ、スコアを伸ばせず、予選通過者６７人の中で最下位に近い位置に沈んだ。イングリッシュとは通算１４オーバーで並んでおり、「明日もハリスと一緒なので、２人とも、いいスコアで回れるようにしたい」と松山。悔しさを通り越し、開き直ったような口調で言った。
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