【ニューヨーク＝平沢祐】巨人や米大リーグのヤンキースで活躍した松井秀喜さん（５１）が１４日、ニューヨークで子供向けの野球教室を開いた。 約３０人を指導し、「自分自身もハッピーだし、お子さんたちもハッピーにしたいという気持ち。続けていきたい」と意欲を語った。 恒例のフリー打撃ではライナー性の打球で柵越えを披露し、大きな拍手を浴びた。「ちょっと自信がつきました」と笑い、「子供の時は誰もがホームランに憧れる。見せてあげることは大切かなと思う」と話した。 教室後の取材では、様々な質問に応じた。 自身は１２日に５１歳になったばかり。「健康第一。目の前にあることを一生懸命やっていきたい。元気に過ごしたい」と笑顔を見せた。 日米で野球教室を続け、競技の普及にも貢献している。「ご縁があったお子さんたちと楽しく野球をやって、『あ、ちょっとなんかいいヒントをもらったな』と思ってもらって、もっと頑張ろうって思ってもらう。それだけです」と謙虚に語った。 恩師である長嶋茂雄読売巨人軍終身名誉監督が３日に８９歳で死去した。長嶋さんが監督だった１９９４年の中日ドラゴンズとのリーグ優勝をかけた最終戦「１０・８決戦」について聞かれると、「長嶋さんが監督だからあの試合は勝てたと思う」と振り返った。 また、大きな注目を集めている大相撲の新横綱大の里は同じ石川県出身。「全てにおいて横綱らしい横綱に、これからなっていってくれるんじゃないかなと（期待している）。その姿を応援したい」とエールを送った。 巨人からオリオールズに移籍した菅野智之投手が活躍している。「この十何年間、ジャイアンツのエースとして頑張ってきた。同じチームの後輩としてもちろん応援しているし、３５歳でこちらに挑戦して、あれだけの結果を残しているのは、（巨人の後輩であることは）関係なく尊敬する」と話した。
