新潟空港に新たな乗り物が登場しました。それは東南アジアなどで走っている三輪の自動車「トゥクトゥク」。なぜ空港に「トゥクトゥク」の導入が検討されているのでしょうか？ （リポート） 「新潟空港で働く人たちのために運転が開始されるのが、なんとトゥクトゥクなんです」 東南アジアなどでタクシーとして使われている三輪自動車「トゥクトゥク」。こちらは電気で走るため「EV・トゥクトゥク」と呼ばれています。13日から新潟空港で走行実証実験が始まりました。 〈トゥクサイト　築井翼社長〉 「完全100％電気で動く車両となりますので排気ガスを出さないCO2を出さないところが違い」 これまで空港内の職員の移動は大型のガソリン車を使っていて、環境への負荷や多額の維持費が課題となっていました。そこで新潟空港は排気ガスを出さない上、充電式で設備投資の必要がない「EV・トゥクトゥク」を導入することを検討にしたのです。実際に試乗した職員は… 〈試乗した職員〉 「車体自体が軽いのと排気ガスもないし運転しやすいです。楽しいです」 実証実験で使われるトゥクトゥクは3人乗り。両サイドにカバーもついていて、雨の日でも乗ることができるといいます。小回りも利き細い道でも走ることができるため移動の効率化も図ることができます。記者も乗ってみると… （リポート） 「おー、すごい。動きました。サイドが空いているのでとても風が心地良いです。そんなに振動もなく快適に進んでいます」 音や振動もほとんどなく移動時間が楽しくなりそうです。 〈トゥクサイト　築井翼社長〉 「CO2の削減というところのデータを国交省に提出して費用対効果、ガソリン車と比べどのくらい金額が違うのか検証させていただく」 空港を走るかわいらしい見た目のトゥクトゥク。実証実験は6月30日まで行われ、データを検証した上で実際に導入するか決まるということです。