【宝塚記念】心身充実した昨年の菊花賞馬「これまでで一番」武井調教師確かな成長を実感

◆宝塚記念追い切り=6月11日、美浦トレセン  第66回宝塚記念・G1(15日、阪神)の追い切りが11日、東西トレセンで行われた。「考察」は精神面の成長が著しいアーバンシックを取り上げた。 おやっ? っと思った。美浦・Wコースに姿を見せたアーバンシックの鞍上が助手だったからだ。前走の日経賞は石神深、2走前の有馬記念はルメール。最終追い切りは騎手で行ってきたが、ここにきての変更には明確な意図があった。  武井調教師「これまでは1週前追い切りで足りなかったところを当週で確認していたのですが、先週は手前もスパーンと替えるし、グーンとスピードアップもできて(騎乗した)石神深騎手から『もう、やることはないですね』と言ってもらえました。それなら、こちらで折り合いの確認をメインにしようと」  通常、1週前は直線でもたついたり、手前の替え方に課題を見せるが、今回は「これまでで一番」と武井師が断言した動き。当週はコントロールの確認で十分との判断だったが、それでも走りに力強さがあり、6ハロン82秒0—11秒6で楽々と併入した。  これまで騎手が騎乗していたのは調教で幼さ、気難しい面を見せていたためだった。「3歳の時からずっと言ってきた『これから良くなる』というのが、その通り良くなってきているなと感じています」と武井師は確かな成長を感じていた。心身で充実している昨年の菊花賞馬。やはり軽くは扱えない。(西山 智昭)

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