【サンディエゴ（米カリフォルニア州）＝帯津智昭】米大リーグ・ドジャースの大谷翔平は１０日（日本時間１１日）、敵地でのパドレスとの試合前、２０２３年９月の右肘手術後では３度目となる打者を相手にした実戦形式の投球練習に臨んだ。 延べ１１人の打者と対戦し、安打性の当たりは１本で、６奪三振だった。３イニングを想定して休憩を２度挟み、計４４球を投げた。直球の球速は最速９６マイル（約１５５キロ）をマーク。球数は５月３１日の２回目よりも１５球増え、順調な調整ぶりを見せた。 投球練習は元々は６日に予定されていたが、悪天候の影響や、大谷が自打球を右足のつま先に当てたことなどにより、延期となっていた。 パドレスのダルビッシュ有が途中からグラウンドに姿を現し、大谷の投球を見守った。大谷は練習を終えると、ダルビッシュの元に駆け寄り、帽子を取ってお辞儀。すでにダルビッシュと談笑していた山本由伸とともに再会を喜び合った。２３年のワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）で世界一を達成した日本代表「侍ジャパン」のメンバー３人は、リラックスした表情を見せながら、約２０分にわたって言葉を交わした。
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