6月8日、東京競馬場で行われた春のマイル王決定戦・安田記念(G1・芝1600m)は、2番人気のジャンタルマンタルが快勝。G1・3勝目をマークした。1番人気に支持されたソウルラッシュは追い込み届かず3着まで。また、この競走の1着馬には11月にデルマー競馬場で行われるブリーダーズカップマイル(G1・芝1600m)への優先出走権が与えられる。 安田記念、勝利ジョッキーコメント 1着 ジャンタルマンタル 川田将雅騎手 「1年ぶりにジャンタルとともにここに来れてホッとしています。とてもいい形でポジションは取れたのですが、外から1頭来る馬もいて、それによってだいぶエキサイトしたので、なんとかジャンタルに我慢してもらいながらの道中でした。我慢をしてきた分、4コーナーの雰囲気はとても良いというものではなかったのですが、少しづつ動かしていきながら、動き続けることが出来たのでこれなら大丈夫だという雰囲気でした。個人的なことですが長年体のメンテナンスを支えてくださっている方から、次G1を勝ったらガッツポーズしてくれとお願いされていましたので、それに応えないと思いでした。ジョッキーって素晴らしい仕事だなと、歓声の大きさとかありがたみを感じることが出来ました。(昨年の)秋は中々思い通りにいかず、良い結果を得ることが出来なかったのですが、1年越しにこうして日本で1番強いマイルの馬になったと力強く言い切れるレースだった思うので、この後も無事に1戦ごとこの立場に相応しいレースが出来るようにと思っています。本当に良い雰囲気で安田記念を迎えることが出来て、温かい声援をいただくことが出来ました。ありがとうございました」 レース結果、詳細は下記のとおり。 6月8日、東京11Rで行われた第75回安田記念(3歳上オープン・G1・芝1600m・1着賞金=1億8000万円)は、川田将雅騎乗の2番人気、ジャンタルマンタル(牡4・栗東・高野友和)が快勝した。1.1/2馬身差の2着に9番人気のガイアフォース(牡6・栗東・杉山晴紀)、3着に1番人気のソウルラッシュ(牡7・栗東・池江泰寿)が入った。勝ちタイムは1:32.7(良)。 【NHKマイルC】川田「これなら大丈夫だなと思える前半でした」ジャンタルマンタルが3歳マイル王に 好位から抜け出して完勝 安田記念・ジャンタルマンタルと川田将雅騎手 (C)Shinji Honjo 川田将雅騎乗の2番人気、ジャンタルマンタルが好位から抜け出してG1・3勝目をマークした。道中は好位3番手スムーズなレース運びで直線まで進めると、坂を駆け上がって先頭へ。後続の追い上げも悠々と凌いで春のマイル王者に輝いた。1番人気に支持されたソウルラッシュは差し脚を伸ばしたものの3着まで。 ◇安田記念とは 芝1600mを舞台にトップマイラーが激突する「春のマイル王決定戦」。モーリスやグランアレグリアなど、歴代の名馬が連ねてきた。東京競馬場で繰り広げられるスピードと瞬発力が問われる力勝負。 ジャンタルマンタル 8戦5勝 (牡4・栗東・高野友和) 父:Palace Malice 母:インディアマントゥアナ 母父:Wilburn 馬主:社台レースホース 生産者:社台ファーム 【全着順】 1着 ジャンタルマンタル 川田将雅 2着 ガイアフォース 吉村誠之助 3着 ソウルラッシュ 浜中俊 4着 ブレイディヴェーグ 戸崎圭太 5着 ウインマーベル 松山弘平 6着 シャンパンカラー 内田博幸 7着 エコロヴァルツ M.デムーロ 8着 サクラトゥジュール D.レーン 9着 ウォーターリヒト 菅原明良 10着 マッドクール 坂井瑠星 11着 ジュンブロッサム 武豊 12着 シックスペンス C.ルメール 13着 ロングラン 岩田康誠 14着 ダディーズビビッド 池添謙一 15着 レッドモンレーヴ M.ディー 16着 グラティアス 横山和生 17着 トロヴァトーレ 横山武史 18着 ホウオウリアリティ 丹内祐次