大阪府知事で日本維新の会代表の吉村洋文氏と参議院奈良県選挙区支部長の平将生氏が７日、奈良・大和高田駅前で「街頭演説」を行った。 奈良出身の心臓外科医でもある平氏は、２０１０年から日本でも子どもの心臓移植が可能になっているなど医療現場の現状について説明し「自分事として考えてほしい」と訴えた。 １８年から２年間、厚生労働省に出向し、医療行政を経験したことに言及した上で「『医者やっとけばいいやん』といわれるが、医療現場の問題が分かっている人間が動かないとダメなんです」と参院選に出馬する理由を語った。 吉村代表が現れると集まった観衆から「吉村さ〜ん、知事〜」などと歓声があがった。 吉村氏は「奈良、大阪、関西ここを成長させていきたい」と切り出したうえで、自身の子どもも奈良の学校に通学してると明かした。 観衆に向け「万博行きました？」と問いかけると選挙カーの周りや歩道橋から演説に聞き入っていた多くの観衆が手をあげた。 演説では大阪・関西万博の「大阪ヘルスケアパビリオン」や大阪都構想などに言及。５２年ぶりに関西の人口が増加したことにふれ「ずっと東京へ流出してた、関西が強くならなきゃ」と訴えた。 最後に平氏の経歴や心臓外科医としての実績を紹介し「立ち上がってくれたのが平さん。関西ぐらいは自民党をぎゃふんと言わせないと」など笑いも取りつつ、平氏への応援を呼びかけていた。
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