ダイハツ新型「ムーヴ」初公開 11年ぶり全面刷新で「カスタム」廃止?

全面刷新で上級仕様「ムーヴ“カスタム”」が廃止!  ダイハツは2025年6月5日、軽ハイトワゴン「ムーヴ」を11年ぶりにフルモデルチェンジしました。  7代目となる新型は歴代モデル初の「後席スライドドア」採用が注目されますが、従来ラインナップされていた「ムーヴ“カスタム”」が廃止されたのも大きなニュースです。 【画像】超カッコいい! これが新型「ムーヴ」の「ダンディスポーツ」です! 画像で見る(30枚以上)  代わって新たに設定された2つの「アナザースタイル」のうち、「DANDYSPORT STYLE(ダンディスポーツスタイル/以下、ダンディスポーツ)」とは、どのようなモデルなのでしょうか。 ダイハツ新型「ムーヴ」に新設定された「DANDYSPORT STYLE」とは!?  ムーヴは、1995年に誕生した軽ハイトワゴンです。  ダイハツの基幹モデルとして幅広いユーザーから支持されながら世代を重ね、2014年12月には6代目が登場しました。  6世代で累計340万台を超える販売を誇ってきましたが、2023年夏に生産を終了。今回のフルモデルチェンジは、およそ2年ぶりの復活となります。  今回登場した7代目の新型ムーヴは、「今の私にジャストフィット 毎日頼れる堅実スライドドアワゴン」を開発コンセプトに、後席スライドドアが新採用されました。  近年の軽乗用車においてニーズが高まる後席スライドドアですが、通常のムーヴとしては30年の歴史のなかで初の搭載となります。  さらに、最新のDNGA(ダイハツ ニュー グローバル アーキテクチャー)プラットフォームをベースに、高い基本性能と最新の安全性能・先進運転支援機能などを備えています。  内外装のデザインは、「動く姿が美しい 端正で凛々しいデザイン」をテーマに、機能とスタイルを両立させた上質なデザインを目指しました。  新型ムーヴのボディサイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1655mm、ホイールベース2460mm(FF)。  6代目ムーヴ(全長3395mm×全幅1475mm×全高1630mm、ホイールベース2455mm)と比較すると、全高が25mmアップしているのが大きな違いです。  これらの変更にともないドライビングポジションも最適化。運転席からの視点も高く設定され、見晴らしや運転しやすさも向上しました。  また、これまでのムーヴでは通常モデルに加え、エアロパーツや内外装の加飾などを加えた上級仕様の「カスタム」が設定されていましたが、新型ムーヴでは1つのタイプに統一。  自然吸気エンジンを搭載する「L」「X」「G」と、ターボエンジンを搭載する「RS」の4グレード展開としました。  新型ムーヴ開発責任者のダイハツ 製品企画部 チーフエンジニアの戸倉 宏征氏はその理由について、「軽ユーザーニーズの変化を受け、『ワンコンセプト・ワンセグメント』にまとめました」と説明します。  なお全車にCVT(自動無段変速機)が組み合わされ、FF(前輪駆動)のほか4WD(四輪駆動)が設定されます。  車両価格(消費税込み、以下同)は、135万8500円から202万4000円。ボディカラーは2トーンカラーを含め全13色から選択可能です。 「ムーヴ“カスタム”」に代わる新たな世界観「アナザースタイル」とは  これまであった“カスタム”は廃止されましたが、個性を引き立てる新たなオプションとして、新型ムーヴには「アナザースタイルパッケージ」が新設定されました。 「NOBLE CHIC STYLE(ノーブルシックスタイル/以下、ノーブルシック)」と、ダンディスポーツの2タイプです。 ダイハツ新型「ムーヴ」のアナザースタイルパッケージ「DANDYSPORT STYLE(ダンディスポーツスタイル)」  なかでもダンディスポーツは、ガンメタリックやクロームといったダークメッキを基調に「大人のスポーティさ」を演出した仕様となっています。  ダンディスポーツスタイルとして、メーカーオプションの基本パッケージ(1万1000円)と、ディーラー(販売店)オプションの「ダンディスポーツプラン」(11万8910円/標準取付費込み)で構成されます。  基本パッケージは、ダークメッキ加飾されたアルミホイール、ガンメタリック塗装・ブラックメッキモール付きの「フロントグリル コンビネーション」、前後の「ブランドマーク」とリアの「車名マーク」のブラックメッキエンブレム化、そしてブラックマイカメタリックの「サイドストーンガード」と「ドアアウターハンドル」の6点がセットされたもの。  ダンディスポーツプランは、ダークブラックメッキの「アッパーガーニッシュパック」(フロントバンパーガーニッシュ/バックドアガーニッシュ)と、ブラックの「エアロパック」(フロントロアスカート/リアロアスカート)の2つがセットされます。  その狙いについて、ダイハツの開発デザイナーは次のように説明します。 「“ダンディスポーツ”の名前の通り、落ち着いたなかでもスポーティな世界観を広げたいという意味を込めたスタイリングとし、ガンメタリックやクロームでコーディネートしました。  ガンメタリックは、黒でもグレーでもない、“質感のある色”として選んでいます」 ※ ※ ※  いっぽうのノーブルシックは、カッパー(赤褐色)の加飾を基調に、大人の上品・上質さを強化した仕様となっています。  前出のデザイナーは、カッパーを選んだ理由について「時計や身の回りの装飾品で、落ち着いたカッパーが差し色としてよく使われていることから、そうした上質な世界観にマッチするものとして選びました」と説明します。  ダンディスポーツ同様に、メーカーオプションの基本パッケージ(2万2000円)と、ディーラーオプションの「ノーブルシックプラン」(16万5770円)で構成されます。

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