代打フリーマン敬遠直後…値千金の決勝打 【MLB】ドジャース 6ー5 メッツ（日本時間6日・ロサンゼルス） 　悩める32歳が値千金の一打を放った。ドジャースのマイケル・コンフォート外野手は5日（日本時間6日）、本拠地で行われたメッツ戦で、同点の8回に決勝打。ナインから祝福を受け「彼らは素晴らしいよ。本当の家族よりも多くの時間を、仲間たちと過ごしている」と同僚のサポートに感謝した。 　2点を追う8回、ドジャースは同点に追いつき、なおも2死二塁の場面で、ベンチスタートだったフリーマンを代打に送った。敬遠で歩かされ、ここまで3打数無安打のコンフォートが打席に向かった。 　試合前の時点で打率.165と苦戦していたが「ギャレットとの対戦に備えていた。彼の球を（事前に）調べていた。狙っていた球が来て打つことができた」と初球を左中間へはじき返し、二塁走者が生還。ドジャースタジアムのファンは大盛り上がりだった。 　勝ち越しに成功し、戻ってきたコンフォートにネクストバッターズサークル付近で大谷翔平投手が声をかけるシーンもあった。その場面を問われ「僕が常に笑顔のままでいられるようにしようとしてくれるんだ。彼らのサポートは素晴らしいよ」と声を弾ませた。 　古巣相手に大事な局面で放った大きな一打。「相手がどこというよりも、チームのためにやり遂げたことが大事。この時点まで粘りの展開となっているけど、僕がやりたいのはチームの勝利に貢献すること」と力を込めた。 　コンフォートは昨オフにジャイアンツからFAとなり、1年1700万ドル（約24億3200万円）で加入。メッツ時代の2019年に33本塁打、昨季も20発を放つなど、大砲候補として高い期待を受けていたが、ここまで得点圏でも打率.057と大苦戦。批判的な声も上がっていた中で、苦しんでいたチームを逆転勝利に導いた。（Full-Count編集部）