250万円級! 日産「新型“クーペ”セダン」が販売好調! たった1か月で「1.7万台も受注」の新型「N7」日本導入の可能性はあるのか

主な購入者は35歳以下の若いファミリー  日産は2025年6月5日、中国で4月に発売した新型セダン「N7」の受注状況について発表しました。  約1か月で1万7215台を受注し、好調な立ち上がりだといいます。 先進的な豪華インテリアにも注目! 日産の高級「新型ラージ“クーペ”セダン」が好調な立ち上がりに 【画像】超カッコいい! これが日産の高級「新型ラージ“クーペ”セダン」です! 画像で見る(30枚以上)  新型N7は、日産が中国市場で2027年夏までに発売を予定する9車種の新エネルギー車(NEV)における第1弾モデル。  日産の中国合弁会社、東風日産乗用車公司(以下、DFN)により開発された新たなモジュラーアーキテクチャーを初採用した4ドアセダン型のBEV(バッテリーEV:電気自動車)です。  58kWhと73kWhの2種類のバッテリーを用意し、最大635kmの航続距離を実現しています。  Momenta(モメンタ)社と共同開発した高度な運転支援技術「ナビゲート・オン・オートパイロット」をはじめ、Qualcomm(クアルコム)製の自動車用SoC(システム・オン・チップ:集積回路)「Snapdragon(スナップドラゴン) 8295プロセッサー」を搭載したインフォテイメントシステム、AIを駆使してシートを調整する姿勢適応システムを備えた「ゼロプレッシャーシート」などのさまざまな先進技術を搭載しました。  若いファミリーユーザーをターゲットにしたという新型N7は、価格も11万9900元(約238万円)から14万9900元(298万円)と安く抑えています。  4月27日の発売から5月30日までの約1か月で、前述の通り1万7215台を受注し、すでに1万3302台がユーザーの手に渡っています。  DFNでは、10万元から20万元の価格帯のBEVセダンにおいてトップクラスの実績だと説明します。  実際に購入層の中心となったのは、当初の狙い通り35歳以下の若いファミリーユーザーで、そのうち70%が初めて日産車を購入したといいます。  DFNの商品企画部 部長 呉 越氏は会見で、「期待を超えるスタートを切れた」と自信をのぞかせます。  同氏は好調の要因について、次のように説明します。 「中国でいま、BEVセダンの市場構造が大きく変革しています。  BEVセダン市場はこれまで(テスラなどの)高価格帯と(中国新興メーカーの)低価格帯に限られていましたが、中間所得層(一般大衆ユーザー)が購入の主力となったことで、10万元から20万元(約200万円台)の価格帯の台数分布が主な購入層に変わりました」  さらにこの価格帯は成熟市場ではなく、今後も伸長が期待される市場だと分析。 「これまでのICE車(内燃機関モデル)とはまったく異なる様相を呈している」とし、中国における日本やドイツなどの合弁会社のなかで、DFNがNo.1シェアを目指すと話しました。 ※ ※ ※  DFNはNEVシリーズの新たな展開に向け、販売ネットワークの変革もおこなっており、「注文、配送、アフターセールス」を分離するチャネルモデルを構築し、既に100店舗超のNEV専用配送センターと、500店舗超の注文センターを全国に設置しています。  またオンライン上でメンテナンスの予約や進捗状況をリアルタイムで表示する機能や、ユーザー同士が交流できる専用のコミュニティスペースなどを提供しているといいます。  なお、新型N7の日本導入の可能性について呉 越氏は、「新型N7輸出の構想は色々と計画中ですが(仕向け地などの情報は)時期が来たらお伝えします」と述べるにとどまりました。  日産の経営再建計画にも大いに寄与する新型N7。今後の展開にも大いに期待がかかります。

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