5月に「イチバン売れたクルマ」とは!? トップは「背の高い軽」が獲得! 「スライドドアミニバン」「SUV」は大ヒット継続中… 販売台数ランキング発表

2025年5月に売れたクルマは?  日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)は2025年6月5日、最新の車名別販売台数ランキング(2025年5月時点)を発表しました。 2025年5月に乗用車1位となったのは?  自販連は登録車(5ナンバー/3ナンバー)ランキング、全軽自協は軽乗用車のランキングをそれぞれ発表しています。 【画像】マジでカッコイイ! これが今超人気の「最新乗用車」です!(81枚)  発表されたランキングは通称名別です。例えば登録車のトヨタ「ヤリス」には、コンパクトカー「ヤリス」、コンパクトSUV「ヤリスクロス」、コンパクトスポーツ「GRヤリス」が含まれます。  軽自動車のスズキ「ワゴンR」には、「ワゴンR」「ワゴンR カスタム」「ワゴンR スティングレー」「ワゴンR スマイル」が含まれるなど、同名シリーズ全体が合算されています。 ●2025年5月 登録車 ブランド通称名別 新車販売速報 登録車ベスト10  ・1位:トヨタ「ヤリス」(1万1756台)  ・2位:トヨタ「ライズ」(8867台)  ・3位:トヨタ「ルーミー」(8034台)  ・4位:トヨタ「シエンタ」(7415台)  ・5位:ホンダ「フリード」(6723台)  ・6位:トヨタ「カローラ」(6613台)  ・7位:トヨタ「ヴォクシー」(5737台)  ・8位:トヨタ「ノア」(5667台)  ・9位:日産「ノート」(5478台)  ・10位:トヨタ「アルファード」(5324台) ●2025年5月 軽四輪車 通称名別 新車販売速報 乗用車ベスト10  ・1位:ホンダ「N-BOX」(1万3565台)  ・2位:スズキ「スペーシア」(1万2179台)  ・3位:ダイハツ「タント」(8814台)  ・4位:スズキ「ハスラー」(7173台)  ・5位:スズキ「ワゴンR」(5597台)  ・6位:ダイハツ「ムーヴ」(5413台)  ・7位:日産「ルークス」(4870台)  ・8位:スズキ「アルト」(4580 台)  ・9位:三菱「デリカミニ/eK」(4559台)  ・10位:ダイハツ「ミラ」(4413台)  2025年5月の新車(登録車)販売台数ランキングは、トヨタ「ヤリス」(販売台数1万1756台)が1位を獲得しました。  これに続きトヨタ「ライズ」「ルーミー」「シエンタ」と続き、トヨタがトップ4を独占しています。  2位・3位のライズとルーミーは、ダイハツが製造するコンパクトSUV/スーパーハイトワゴンで、コンパクトサイズや手頃な価格などから、ともに発売直後から大人気となっています。  2023年に発覚したダイハツの認証不正を受け、一時は受注・生産を停止していましたが、以前のような人気を取り戻しています。  5位はホンダ「フリード」が獲得。現行型の3代目は2024年6月に発売。デザイン一新や、2モーターハイブリッド「e:HEV」搭載、先進運転支援「ホンダセンシング」強化を図り、発売当初から好調に推移しています。  6位はトヨタ「カローラ」シリーズが獲得。このうち、主力となるコンパクトSUV「カローラクロス」は5月に大幅改良が実施され、パワートレインのハイブリッド集約や、スポーツモデルの設定などが行われています。今後、その推移にも注目です。  7、8位はそれぞれトヨタ「ノア/ヴォクシー」の姉妹モデルですが、同一車種として合算すると、1万1404台となり、ライズを超えて2位に該当します。  なお、10位圏外のランキングでは、スズキ「ジムニー」(3141台)が20位のポジションにつけています。  このランキングでは普通車になるので、小型車版の「ジムニーシエラ」と5ドアロングボディの「ジムニーノマド」の合算数値となりますが、ジムニーノマドは受注開始後数日で注文停止となったほどの人気で、ランキングに顕著に現れています。  軽自動車の2025年5月の販売台数ランキングでは、ホンダ「N-BOX」(販売台数1万3565台)が1位を獲得。人気を継続しています。  現行型は2023年10月発売の3代目。キープコンセプトながら、視界の広さや内外装デザインをリフレッシュ。2024年9月にはアウトドアテイストを高めた新タイプ「N-BOX JOY」を追加設定し、幅広いラインナップを誇ります。  2位のスズキ「スペーシア」はN-BOXのライバルで、ほぼ同時期に全面刷新を実施。N-BOX同様、2024年9月にクロスオーバータイプ「スペーシアギア」がフルモデルチェンジされ、順調です。  3位のダイハツ「タント」も人気の軽スーパーハイトワゴンで、ダイハツの認証不正による受注停止解除後、上位にランクインし好調です。  6位にはダイハツ「ムーヴ」がつけていますが、ランキングの5月時点ではシリーズの派生モデル「ムーヴキャンバス」のみの新車販売となっており、実質的にこの1車種の単独数値ということになります。  いっぽう、ランキング発表同日の6月5日、ダイハツは7代目となる新型ムーヴを発表。2年ぶりに復活したムーヴの本流モデルは、手頃な価格を維持しながら、新たにスライドドアの採用やデザインの一新、走行性能の強化などを図り、売れ行きに注目が集まります。 ※ ※ ※  登録車(普通車)と軽自動車をすべて含んだ2025年5月の総合ランキングは以下の通りです。 ●2025年5月 新車販売速報 乗用車ベスト10  ・1位:ホンダ「N-BOX」(1万3565台)  ・2位:スズキ「スペーシア」(1万2179台)  ・3位:トヨタ「ヤリス」(1万1756台)  ・4位:トヨタ「ライズ」(8867台)  ・5位:ダイハツ「タント」(8814台)  ・6位:トヨタ「ルーミー」(8034台)  ・7位:トヨタ「シエンタ」(7415台)  ・8位:スズキ「ハスラー」(7173台)  ・9位:ホンダ「フリード」(6723台)  ・10位:トヨタ「カローラ」(6613台)  2025年5月の総合ではN-BOXが獲得。先月(4月)はヤリスでしたが、ふたたびトップの座を取り戻しています。  上位の顔ぶれとしては、登録車ではベーシックな中・小型SUV、コンパクトクラスのミニバンの人気が目立ち、軽自動車ではスーパーハイトワゴンが圧倒的な人気です。  主に低価格で親しみやすいエントリー〜ミディアムモデルの顔ぶれが多く、手頃な新車が支持を受けていることがわかります。  また、ここ1年でフルモデルチェンジした車種以外では、前年同月比100%を超えるモデルが少なくなりました。  これは、長らく続いた半導体不足による長期の納車待ちや、その改善による新車の供給過多・デリバリーの詰まりがほぼ解消されたことにより、納車・登録状況による台数変化が除外され、実際の販売ランキングに近いものとなったためです。  その一方、一部では受注停止となっている人気車や直近で改良などを行った車種、特別仕様車などの設定でテコ入れを図った車種もあり、引き続きランキングに変動が生じる可能性があります。

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