奈緒主演『塀の中の美容室』、夏帆、成海璃子、光石研、小林聡美ら実力派キャスト集結

 奈緒が主演する連続ドラマW‐30『塀の中の美容室』(WOWOW/8月22日より毎週金曜23時放送・配信)より、メインキャストとして、夏帆、成海璃子、光石研、小林聡美の出演が発表された。 【写真】奈緒、印象ガラリ ショートヘアにイメチェン「中学生ぶりに短く切りました」  原作は、全国の女子刑務所の数ヵ所で現在も営業を行う「塀の中」の美容室をモデルに描かれた、桜井美奈の小説『塀の中の美容室』(双葉文庫)。女子刑務所の中にある “あおぞら美容室”を舞台に、美容師・小松原葉留が様々な事情を抱えた一般客たちの想いに寄り添うように、彼女たちの言葉に耳を傾けながら丁寧に髪を切っていく。葉留自身が様々な人たちとの出会いを通し、自らが犯した罪、そしてこれからの人生とどのように向き合っていくのかを描く物語だ。  主人公の美容師・小松原葉留を演じるのは奈緒。過去に罪を犯し、刑務所に収容されている受刑者かつ美容師という難役に挑む。監督は松本佳奈。  この度、主人公の脇を固めるメインキャスト4名が解禁。  葉留の姉であり、妹が罪を犯したことで加害者家族となってしまった小松原奈津役を演じるのは夏帆。女子刑務所内で受刑者たちが美容師免許を取得できるよう指導を行う美容技官・加川美沙役を務めるのは、成海璃子。  そして、本作のメガホンをとる松本監督と過去にタッグを組んだ名優2名も。葉留が収容されている刑務所の所長を務め、受刑者たちへある思いを込めてあおぞら美容室を作った保坂一路役に光石研。美容室担当の刑務官として葉留を見守る菅生冬子役を、小林聡美が演じる。  本作の制作にあたり、スタッフや主演の奈緒のほか、成海と小林も原作のモデルとなった岐阜県・笠松刑務所を訪れ、それぞれの役どころに落とし込むなど念入りに準備。そして法務省矯正局の協力のもと、実際の刑務所内で撮影を行うなどリアルを追求、一つ一つの描写を細部まで丁寧に描き出している。ひとりの受刑者と、社会を生きる女性たちの人生が交錯する、やさしくてあたたかな「再生」の物語。  夏帆は「塀の中にいる妹への思いや、加害者家族がゆえに背負わなければならない現実、許すとはどういうことなのか、難しいシーンもたくさんありましたが、きっと松本監督についていけば大丈夫という思いで現場にいました」と振り返り、「奈緒さんと姉妹を演じさせていただくのは二度目になります。楽しみに現場に行きましたが、奈緒さんの、胸が締めつけられるような、忘れられないお芝居を間近で目撃することができて、それだけで胸がいっぱいになりました」と、奈緒の演技を称えた。  成海は「撮影期間中は役と同様に悩みながら過ごしていました。難しいテーマですが本当に良い台詞がたくさんあり、とにかく大切に言おうと心がけました」と述懐。そして「奈緒さんが撮影の合間に施術の練習をしている姿をずっと見ていて、主人公のひたむきさと重なり素晴らしい配役だなと思っていました。私にとって大切な作品がまた1つできました」と充実感をにじませた。  光石は「『人は罪を償えるのか』。僕も演じる上で考え続けていました。僕も保坂(役名)も答えは出ていません。視聴者の皆様と一緒に、オンエアを観て思考したいと思います」とコメント。  小林は「不完全な生きものである私たちは、きっと誰もが大小にかかわらず何かしらの罪を抱えているはず。その罪をどう償っていくのか、また、償おうとする人を周りはどう受け入れてあげられるのか。刑務所の中の物語ですが、とても身近なテーマであると感じました」と語っている。  連続ドラマW‐30『塀の中の美容室』(全7話)は、WOWOWにて8月22日より毎週金曜23時放送・配信。 ※メインキャスト4名のコメント全文は以下の通り。 【夏帆、成海璃子、光石研、小林聡美 コメント全文】 ■夏帆(小松原奈津役) 松本さんとご一緒するのは3度目になりますが、いつもどしっと頼もしい監督、という印象があります。塀の中にいる妹への思いや、加害者家族がゆえに背負わなければならない現実、許すとはどういうことなのか、難しいシーンもたくさんありましたが、きっと松本監督についていけば大丈夫という思いで現場にいました。 奈緒さんと姉妹を演じさせていただくのは二度目になります。楽しみに現場に行きましたが、奈緒さんの、胸が締めつけられるような、忘れられないお芝居を間近で目撃することができて、それだけで胸がいっぱいになりました。ぜひ、最終話まで見届けていただけたら嬉しいです。 ■成海璃子(加川美沙役) とても良い脚本で、素敵な共演者の皆さんや信頼する松本監督とご一緒出来るということで、良い作品になるに違いないと思いました。撮影期間中は役と同様に悩みながら過ごしていました。難しいテーマですが本当に良い台詞がたくさんあり、とにかく大切に言おうと心がけました。撮影前に物語の舞台となった刑務所を訪問させていただいたことも、役を演じる上でとても良い経験になりました。 奈緒さんが撮影の合間に施術の練習をしている姿をずっと見ていて、主人公のひたむきさと重なり素晴らしい配役だなと思っていました。私にとって大切な作品がまた1つできました。皆さまにとってもそんな作品であったら、嬉しいです。是非ご覧ください。 ■光石研(保坂一路役) 敬重するスタッフ、キャストの皆さんの御仲間に入れて頂き、本当に感謝でした!僕はそんなに多くの場面に出演していないのですが、父性観をもって演じられればと思っていました。 「人は罪を償えるのか」。僕も演じる上で考え続けていました。僕も保坂(役名)も答えは出ていません。視聴者の皆様と一緒に、オンエアを観て思考したいと思います。 ■小林聡美(菅生冬子役) 奈緒さん、松本監督との作品に、また参加できることがとても嬉しく、撮影が始まる日が楽しみでした。不完全な生きものである私たちは、きっと誰もが大小にかかわらず何かしらの罪を抱えているはず。その罪をどう償っていくのか、また、償おうとする人を周りはどう受け入れてあげられるのか。刑務所の中の物語ですが、とても身近なテーマであると感じました。 現場の雰囲気もとても良く、奈緒さんをはじめ、とても魅力的なキャストのみなさん、信頼できる素晴らしいスタッフのみなさんの渾身の作品になったと思います。奈緒さんのハサミ裁きもお見事です。ご期待!

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