ホンダの最新「“高級”SUV」がスゴい! 「かくかくデザイン」×全長4.7m級の「ちょうどイイサイズ」! VTECターボ「RSモデューロ」仕様もある「CR-V」ガソリン&ハイブリッドモデルまもなく「日本導入」か!?

ライバル「RAV4」が全面刷新! 迎え撃つホンダも“本気”を出す!?  米国などグローバルで、ホンダのミドルクラスSUV「CR-V」が大ヒットしており、なかでも人気となっているのがハイブリッドの「e:HEV」モデルだといいます。  一方日本では、特殊な燃料電池車「e:FCEV」しか設定されていません。他の仕様が国内に入ってくることはないのでしょうか。 迫力のマスクもカッコいい! ホンダ「CR-V」本格導入なるか!?[画像は北米仕様の「CR-V Sport Touring Hybrid」] 【画像】超カッコいい! これがホンダの最新「“高級”SUV」です! 画像で見る(30枚以上)  現行型の6代目CR-Vが世界で最初に販売開始となったのは2022年9月のことで、米国で販売が開始されました。  当初は、1.5リッター 直列4気筒直噴ガソリン「VTECターボ」と2リッター 直列4気筒直噴ガソリンエンジン+2モーターのe:HEV(ハイブリッド車)の2種類のパワートレインで開始し、その後地域によってはプラグインハイブリッドモデル「e:PHEV」も設定されています。  そして2024年2月、外部充電可能なプラグイン機能を持つ燃料電池車のe:FCEVを発表し、日本向けと同じタイミングの7月に発売となりました。  米国ではいまCR-Vが大ヒットしており、2024年は前年比11%増となる40万2791台を記録したといいます(2024年1-12月の米国市場新車販売台数)。  これはCR-Vとして初となるだけでなく、ホンダとしても2001年の「アコード」以来の実績となるそうです。  内外装のデザインや、SUVとしての使い勝手なども評価されているようですが、パワフルなe:HEVも人気の要因となっているようです。  CR-V e:HEVは、エンジンが最高出力145HP(147PS)、最大トルク138 lb-ft(187Nm)で、駆動用モーターが最高出力181HP(183PS)、最大トルク247lb-ft(335Nm)と、ミドルクラスSUVとしては相当にパワフルなスペックなのです。  米国ではいま、ハイブリッド車が人気となっており、もともと現地で支持されていたCR-Vにパワフルなハイブリッド車が設定されたことで、人気に拍車がかかったようです。  2024年のCR-V販売のうち、50%はe:HEVが占めているようです。  燃費性能も、市街地モードが43マイル/ガロン(18.2km/L)、高速モードが36マイル/ガロン(15.3km/L)、複合モードが40マイル/ガロン(17.0km/L)と、十分に優秀な性能を実現しています(燃費はすべて2WDモデル)。  しかしながら、日本ではe:HEVもガソリンターボ車も設定がなく、価格809万円(消費税込み、以下同)という超高額なe:FCEVのみの設定。しかもリース販売のみで、文字通り「細々と」売られている状況です。  CEV補助金として2025年度は255万円が交付されるため、実質550万円で最新のプラグイン機能を持った燃料電池車が手に入ることになりますが、一般ユーザーにとって燃料電池車というハードルは高く、「普通にe:HEVやガソリンターボ車が欲しかったんだけど…」と考えているホンダファンは少なくないのではないでしょうか。  ただCR-Vは、先代モデルの終了をもって、生産が全て海外工場に移管されてしまっており、日本で販売されているCR-V e:FCEVも米国工場からの輸入車。  そのため、e:HEVやガソリンターボも米国から輸入するとなると、輸送費のほか、右ハンドル化やその他の法規対応など日本仕様に仕立てる必要があります。  米国でCR-Vはガソリンターボが3万100ドル(約430万円)、e:HEVが3万4650ドル(約500万円)で販売されていますが、輸入するとなればコストが増大したぶん、販売価格に跳ね返ってくることは避けられません。  e:FCEVとは違い、コスパも求められるe:HEVやガソリンターボでは、許容できない跳ね返りとなるはずです。  ただ実はCR-Vのガソリンターボ車とe:HEVには、右ハンドル仕様が存在します。東南アジアのタイでは、右ハンドル仕様のCR-Vを生産しているのです。 2025年秋にも「CR-V e:HEV」が国内導入されるとの噂も!?  タイは日本と同じく左側通行の国。また、日本で販売しているアコードを生産している国でもあります。  筆者(自動車ジャーナリスト 吉川賢一)は2025年3月末、タイで行われていたバンコク国際モーターショーで、CR-Vのハイブリッド車とガソリンターボ車を見てきました。  現地では「e:HEV RS Modulo」といったスポーツグレードまで用意されており、ホンダファンならばぜひとも手に入れたいモデルだと感じました。 写真はタイ仕様「CR-V e:HEV RS ”Modulo”」[Photo:吉川賢一]  CR-Vタイ仕様のボディサイズは、全長4691mm×全幅1866mm×全高1681-1691mm、ホイールベース2700mm。  国内で販売されるミドルクラスSUVの「ZR-V」が全長4570mm×全幅1840mm×全高1620mm、ホイールベース2655mmなので、CR-Vもそこまで大きなモデルではないことがわかります。  もちろん、このまま輸入できる右ハンドル仕様であっても、近年の物価高や輸入の手間などを鑑みると、ガソリン車が330万円から、ハイブリッド車は390万円からという価格だった先代CR-Vの価格を大きく上回ることでしょう。  ハイブリッド車で400万円後半から500万円台という価格になってしまうかもしれません。  それでも「ヴェゼル」やZR-Vよりもサイズが大きくて上質なクルマを求めているホンダファンにとっては、このくらいの価格であれば許容範囲なのではと思われます。ぜひとも導入を期待したいです。  折しも、トヨタは2025年5月21日に、CR-V最大のライバルである「RAV4」の新型モデルをワールドプレミアしました。  日本で2025年度中に発売を予定しているといいます。  新型RAV4のボディサイズは全長4600mm×全幅1855mm×全高1680mm、ホイールベース2690mm(「CORE」グレード)で、CR-Vとほぼ互角の大きさといえます。  ホンダはぜひ最新版CR-Vで、この新型RAV4と正面から対決して欲しいところです。 ※ ※ ※  真偽のほどは定かではありませんが、一部情報では2025年秋にもCR-Vのハイブリッドモデルが国内導入されるとの噂も聞かれます。  2025年秋といえば、国内最大の自動車ショー「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」が開催される時期です。  2022年9月の現行CR-Vのデビューから3年が経つことから、マイナーチェンジとともに国内導入が発表されるというシナリオも大いにあり得ます。  はたしてJMS2025で何らかの発表があるのか、今後の動向に期待したいです。

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