日産「フェアレディZ」まだ買える? 当初は異例の「4年待ち」“注文殺到”状態も今なら「3ヶ月」で納車!? 伝説「GT-Rカラー」も設定の“2025年モデル” 今の納期はどうなのか

当初の「4年待ち」から大幅短縮に 今がチャンス  日産を代表するスポーツカー「フェアレディZ」。一時期は納車まで「数年待ち」とも言われていましたが、最近はショールームに展示されている光景も目にするようになりました。  実際の納期はどうでしょうか。首都圏の日産ディーラーに問い合わせてみました。 日産「フェアレディZ」(RZ34型) 【画像】超カッコいい! これが「GT-RカラーのフェアレディZ」です!(53枚)  2021年8月にニューヨークで開催されたスペシャルイベントがワールドプレミアとなった現行型のフェアレディZ(RZ34型)。  1969年にデビューした初代(S30型)から数えて7世代目にあたり、歴代フェアレディZへのオマージュを随所に盛り込んだデザインが特徴です。  歴代モデル同様に流麗なリフトバックボディを持ち、パワートレインは新開発の3リッターV型6気筒ツインターボエンジン「VR30DDTT型」を搭載、最高出力405ps/6400rpm、最大トルク475N・m/1600-5600rpmを発生します。  日本では2022年1月、カスタムカーショー「東京オートサロン2022」会場でデビューを果たしたものの、注文が殺到して同年8月には受注停止となります。  そして折しも、コロナウイルスの影響により、半導体部品といった自動車関連の部品の調達が遅れに遅れたことに加え、感染拡大による工場の操業停止も絡んだことで、一時期は膨れ上がったバックオーダー分を生産するだけで4年を要するといわれたほどです。  コロナ禍が開けた2025年1月、日産はフェアレディZとNISMOによるハイパフォーマンスモデル「フェアレディZ NISMO」の、2025年度生産分の注文受付を開始したと発表しました。  注文受付を行っているのは、SOSコールの追加や「スカイラインGT-R」で採用された人気色「ミッドナイトパープル」などの新色が用意された2024年モデルです。  それから程なくして、日産のショールームにもフェアレディZの展示車両が置かれるようになったのです。  通常納期の長いモデルは、ショールーム展示車となる生産枠ですらも販売に割り当てることがあるので、いよいよ生産に余裕が出てきたということになります。  ただし、フェアレディZ NISMOについては2024年度生産分の500台に加えて、2025年度は1000台(発表時)とアナウンス。  2024年度と同様に、2025年度も抽選販売となり、2025年1月9日から1月31日を抽選受付期間に設定し、当選したユーザーが商談する権利を得るといった方式が採られました。  このように、一時期に比べてだいぶ落ち着いてきた感のあるフェアレディZの納車期間。実際にはどうなのでしょうか。  5月下旬に、首都圏の日産ディーラーのセールススタッフに問い合わせてみました。 「フェアレディZに関しては納期が大幅に短縮されたことは事実ですね。現在、ご注文いただいてから3〜4ヶ月程度でご納車が可能です。  生産体制が整ったことや、発表時から抱えてきたバックオーダーのご納車が進み、新規のお客様の受注が可能になったことが大きいですね。  なお、NISMOに関しては、現在は受注停止の状態です。  NISMOでなければ買わないとおっしゃるお客様もいらっしゃいますが、まずはノーマルのフェアレディZをご覧いただき、実車のイメージをつかんでみてくださいとお伝えしているところです」  また、別の日産ディーラーではこんなコメントも。 「当店(系列店を含む)でのご納車までの期間は3ヶ月前後、とお伝えをしております。  NISMOに関しては受注を停止している状態です。  ショールームの展示車両をフェアレディZにしてみたところ、ご来店いただくお客様の数があきらかに増えました。  高額なクルマですし、すぐに受注に結びつくわけではありませんが、『フェアレディZが展示されている』ということで、いわゆる『一見のお客様』にフラリとお立ち寄りいただく機会が確実に増えましたね。  当社が大変な状況であることもご存知で『頑張ってください』と激励の言葉をいただくこともあり、ありがたい限りです。  点検整備などでご入庫いただくお客様も、スポーツカーの存在は気になるようです。  お待ちいただいているあいだに運転席に座ったり、エンジンルームを眺めたりと、楽しそうにクルマに接している光景をよく見掛けます。  フェアレディZがショールームにあるおかげで華やいだ雰囲気になるから不思議ですね」  やはり、コロナ禍のような超長納期の自体はすでに脱却し、数か月待てば納車されることは確かなようです。ただし、NISMOに関しては受注停止のままであることに注意が必要です。  長らく「購入したくてもできない」とスポーツカーファンをやきもきさせたこともありましたが、今が購入のチャンスといえそうです。  ショールームに実車が展示されているケースもあるので、もし購入を迷っているとしたら、まずは実車を確認してみることをおすすめします。  とはいえ、迷っているところにフェアレディZの実車を見たら…確実に欲しくなっちゃうのは筆者(松村透)だけでしょうか。

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