スバルが「凄いエンジン」開発か ジャパンモビリティショーで詳細披露も?

スバルの水平対向エンジンってなに? 新たに「水平対向エンジン」を開発!?  低重心設計で安定した走行性能と振動の少ないスムーズなドライビングを実現するスバルの「水平対向エンジン」。  長い歴史を持つこの独自技術が、次の進化を遂げようとしています。 【画像】超カッコイイ!? 「すごい新型マシン」を見る!(30枚以上)  2025年秋に「新型水平対向エンジン」を披露することが明らかになりました。  そもそも水平対向エンジンとはどのようなものなのでしょうか。 スバル「フォレスター」には水平対向エンジン+モーターのハイブリッド仕様を搭載している  水平対向エンジンの歴史は意外と古く、1897年に最初のボクサーエンジンが誕生。その後フォルクスワーゲンやポルシェなどが採用を進めていきました。  日本では1966年、富士重工業(現スバル)によって水冷式水平対向4気筒ガソリンエンジンが誕生し、「スバル1000」に搭載されました。  1980年代は自動車にパワーが求められる時代となり、EA型エンジンの出力不足が課題となっていました。  そこで誕生したのが「レガシィ」と共に登場したEJ型水平対向エンジンです。  その後、現在のスバルを支えるFA/FB型エンジンが登場。FB型はEJ型の後継として低速トルクを向上。  FA型はFB型をベースに高出力化を図ったモデルとして、「BRZ」や「WRX」などのパフォーマンスカー向けに設計されています。  さらに、「レヴォーグ」などに採用されたCB18エンジンは設計を一から見直し、動力性能や環境性能、経済性などを高次元で両立させた新世代エンジンとなっています。 スバルはモータースポーツでターボエンジン×低炭素ガソリンの技術開発を行っている  そもそも、一般的な直列エンジンやV型エンジンのピストンが上下に動くのに対し、スバルの水平対向エンジン「SUBARU BOXER」はクランクシャフトを中心に水平かつ左右対称に配置されたピストンが横方向に往復運動します。  これはボクサーがパンチを繰り出す動きに似ていることから「ボクサーエンジン」とも呼ばれています。  このエンジンの最大の特徴は、互いのピストンの慣性力が打ち消し合うことで振動が少なく、スムーズなエンジンフィールを実現する点です。  また、エンジン全高が低いことで低重心となり、高い走行安定性とハンドリング性能を生み出します。  これにより「ドライバーが思い通りに、心から安心して走りを愉しめる」というスバルの理想が具現化されています。  さらに、衝突安全性能にも貢献。前面衝突時にエンジンがフロア下に潜り込むことで、エンジンがキャビンに侵入して乗員を傷つける危険性を低減する設計となっています。  このような特性から、スバルの水平対向エンジンは四輪駆動技術(AWD)との相性も良く、走行性能や安定性を最大限に引き出す重要な要素となっています。 スバルの藤貫哲郎CTO(最高技術責任者)が「新型水平対向エンジン」の開発を明言 ※ ※ ※  そんなスバルですが、2025年6月1日に「新型水平対向エンジン」の開発を進めていることを明らかにしています。  スバルの藤貫哲郎CTO(最高技術責任者)は、開発の理由について次のように語っています。 「この先内燃機関を残していくとき、多分内燃機関の数は少なくなってくるかもしれない。  そうなった時に多数の部品があると部品メーカーさんにもご迷惑をおかけするし、コストも上がってしまう。  現在スバルにはFA、FB、CBという3つのラインがあるため、それらを統一したエンジンにしていくことで原価を抑え、生産効率を高めて残していく」  また技術コンセプトについては「昔のEJエンジンのように、NA・ターボを作り分けるというふうにやってきたが、そんな形で一つに集約していくエンジンにする」とも述べています。  この新型水平対向エンジンの詳細については、2025年秋に開催される「ジャパンモビリティショー2025」で明らかになる予定です。  スバルが長年培ってきた水平対向エンジン技術がどのように進化するのか、多くのファンが注目しています。

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