レールの補修工事のため一部区間で運休していた熊本市電（路面電車）が、2日朝の始発から全線で運行を再開しました。 【写真を見る】9年前溶接「レールが剥がれた」熊本市電（路面電車） 運休から運行再開 熊本 記者「補修工事を終えたレールの上を市電がゆっくり通過していきます。慎重に運転しているようです」 熊本市電は1日午後1時半ごろ、「熊本城・市役所前」電停近くのカーブで、レールの溶接部分が約1.7メートル剥がれているのを見つけ、「水道町」電停と「辛島町」電停の間で運休しました。 レールが剥がれたのは今回が初めてです。 熊本市交通局は夜のうちに補修工事を終え、2日の始発から運行を再開しました。 利用客「運行再開は助かる」 利用客「命に関わるし、皆さんが安心安全を望んでいる」 この場所はカーブになっているため、車輪でレールが削られやすく、9年前にレールを溶接していました。 市交通局は今後、さらに詳しい原因を調べることにしています。 年末に脱線事故 調査したはずでは？ 2024年の大みそかの脱線事故を受けて行った調査は、あくまで「レールの幅」を調べるものでした。 一方で今回の不具合はレールの内部で発生したため、分からなかったということです。 熊本市電では、レールを溶接して補強する補修工事をしている場所が、他に9か所ありますが、緊急に点検した結果、異常はないということです。
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