１日、都内では・・・ （記者）『もうすでに行列が出来ています』 行列の先には・・・備蓄米。都内の大手スーパーでは、5キロ2138円で6200袋が用意され、午前8時の開店前には、およそ850人が並びました。 （行列に並ぶ人） 『実は（コメ）1袋もない状態で切れてて。6月の上旬に備蓄米が販売されるって聞いて買わずに待ってました』 そして・・・ （店の人）『開店しま～す！！』 “2000円台の備蓄米”が次々と売れていきました。 （客）『ありがたいです。家族が多いから、少しでも安く手に入るとうれしいので』 開店前に並んでいたあの人も。 （ 行列に並んだ人） Q「無事買えました？」 「買えました良かったです』夜ご飯とか他のもので代用したとかあったけど（J）せっかく買えたのでお米食べようかなと思います」 　　　　　　　　　　　　　　　　＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ２日朝、静岡市内のスーパーでも・・・ （伊藤薫平キャスター） 「現在午前9時半です。備蓄米を求めて列が出来ています。店頭に入り始めました。」 イトーヨーカドー静岡店では、随意契約の備蓄米5kgを税込2160円で販売。45袋を準備し、1家族1点の購入制限を設け、開店前に整理券を配りました。そして10時の開店前に、整理券をもった人だけが店内に案内され、すぐに完売しました。購入できた人は・・・ （購入した客） 「買えてよかったです。4000円近かったので、いつも買っているのが、それに比べると半値なので、だいぶ違う。また、もし買えるのなら買いたい気持ちはありますけど、なかなか難しいのかな」 「6時半から並んで、ちょうど中間ぐらいだった。なんかちょっと黄色っぽい感じだけど、食べてみないと分からない」 「今まで倍以上の値段がしたので、うちも食べ盛りの男の子が3人いるので、もう本当にうれしいです。ちょっと水分が足りないようなので、ちょっと多めに水分を入れて炊く方がいいと言われたので、それで炊いてみようと思います。」 　　　　　　　　　　　　　　　　＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 備蓄米を国民に届けるためスピード重視で奔走した小泉農水大臣。 （記者）『一斉にみなさんスマホを片手に撮影しています』 １日、備蓄米の販売を始めた大型量販店へ視察に訪れました。 （小泉農相）「総量は？」 （ドン・キホーテなどを展開　PPIH吉田社長）「きょうは1800袋」 （小泉農相）「1800袋。6月3日・4日かなと。1日に早めていただいて、みなさんの努力ありがとうございました」 30分後には、大手スーパーを訪問。 （小泉農相） 『これだけ多くの備蓄米がいろんな方に購入していただいて、食べた方がSNSとかいろんな形で感想を投稿すると思う』 就任から10日で異例のスピードで店頭に並んだ随意契約による備蓄米。ここ数日、小泉大臣は試食会や、備蓄米倉庫の視察など精力的にカメラの前に。一方で”小泉流”のやり方に自民党内から苦言も。 （元農相　野村議員）「あまり（自民党の農林部会に）相談せずに判断したことをマスコミに発表している実に事務方は困っている」 これに対して、小泉大臣は。 （小泉農相） 「今回のような、随意契約に切り替えるということも党に諮らなければいけないとしたら、5月31日に備蓄米が店頭に並ぶことはありませんでした」「自分の判断と責任をもって決める。そして、その結果責任は大臣が取る。私はそれが政治のあるべき姿だと思うんです」 2000円台の備蓄米の販売で、高止まりしているコメの値段は今後下がっていくのでしょうか。