【エリン（米ウィスコンシン州）＝平沢祐】女子ゴルフの今季メジャー第２戦、全米女子オープン選手権は１日、ウィスコンシン州のエリンヒルズ（パー７２）で最終ラウンドが行われ、３位から出た竹田麗央は３バーディー、１ボギー、１ダブルボギーの７２で回り、通算５アンダーで２位だった。 　西郷真央は４アンダーで４位、渋野日向子は３アンダーで７位、岩井千怜は２オーバーで２２位。７アンダーのマヤ・スタルク（スウェーデン）が初優勝で、優勝賞金は２４０万ドル（約３億４５００万円）。 メジャータイトルに２打及ばず 　日本勢トップの２位に入った竹田に笑顔はなかった。「すごくいい位置で最終日を迎えられたので優勝したかったが、そんなにうまくはいかなかった」。メジャータイトルに２打、及ばなかった。 　首位と２打差の３位からスタート。パー４の５番でダブルボギーをたたくなど盛り返せずに折り返した。後半は左に曲がりがちだったショットを修正し、１１、１４番でバーディーを奪ったが、要所でパットが決まらず、最終日はイーブンパー。トップとの差を縮められなかった。 　昨年の全米女子オープンは９位で、「すごく楽しかった」。米ツアーへの思いを強くした大会だ。昨季は日本ツアーで年間女王に輝き、今季から米ツアーに本格参戦。３月には今季初勝利も挙げた。「今年は優勝できる自信もあった」だけに、悔しかった。 　難しいコースセッティングでも崩れず、１年間の成長をしっかりと証明した２２歳。「次のチャンスが来た時にこの経験を生かせるように頑張りたい」。最高峰の舞台で勝ちたい思いは、一層強くなった。 西郷「チャンスの回数を増やせなかった」 　４月のシェブロン選手権に続くメジャー大会２連勝がかかっていた西郷は、４位に終わった。１番で幸先良くバーディーを奪ったものの、９、１２番でボギーをたたき、スコアを伸ばせなかった。「アイアンでいいショットではないものもあり、チャンスの回数を増やせなかった」と悔しさをにじませつつ、「自信を持ってプレーできた」と４日間を振り返った。