２０２６年に放送されるＮＨＫ大河ドラマ「豊臣兄弟！」の舞台の一つが奈良となることから、奈良県などは２９日、観光推進協議会を設立し、奈良市内で総会を開いた。 設立記念セレモニーも行われ、同協議会の関係者を前に、豊臣秀吉の弟で主人公である豊臣秀長の正室、慶（ちか）を演じる俳優・吉岡里帆さんと、脚本を務める八津弘幸さんが対談した。 同協議会は、奈良県や、秀長が城主を務めた城があった大和郡山市などの自治体のほか、経済団体などが観光振興による地域の活性化を図ろうと設立。山下知事が会長を務め、今後、連携して観光推進に取り組む。 対談で、吉岡さんは同市にある秀長の墓所「大納言塚」を訪れた話を披露。「花が供えられ、いまだに地元の人から愛されていると実感した」と振り返った。また「今回、奈良の人々に会えたことでパワーになった」と話した。 八津さんは「人間くさい秀長を描きたい。（協議会の）皆さんで作品を盛り上げてほしい」と呼びかけた。
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