三菱の「3列シート“本格SUV”」が凄い! 全長4.8m「アウトランダー超え」ボディ×超・高性能4WD搭載! 「パジェロ」の名を持つタイの「パジェロスポーツ」国内投入に期待

実は今も“フラッグシップ”らしい系譜が残る「パジェロ」 「デリカミニ」や「トライトン」などのヒットで、急速に元気さを取り戻した三菱自動車工業(以下、三菱)。この躍進を追い風に、名車「パジェロ」の復活が期待されています。  そこで注目が集まっているのが、アジア地域で支持を集めている「パジェロスポーツ」というクルマです。 改良モデルの「パジェロスポーツ」 インドネシアでも登場 【画像】超カッコイイ! これが三菱「3列シート“本格SUV”」です! 画像で見る(30枚以上)  パジェロスポーツは、アセアン諸国やフィリピン、オーストラリアなどで販売されているミッドサイズSUVです。  そのルーツは、日本でも売られていた「チャレンジャー」というクルマ。2代目パジェロのシャシーフレームに、背の低い都会的なスタイリングのボディを載せたRVカーでした。  本格的なクロカンであったパジェロより、乗用車指向なキャラクターが特徴だったチャレンジャーは、ある意味、昨今の都市型SUVの大ブームを見据えたモデルであったとも言えます。  当時の国内ではまだ大型本格四駆が支持されており、いまひとつ人気を得られなかったチャレンジャーは、2001年には実質的な後継車である「エアトレック」(こちらは現在の「アウトランダー」のルーツ)と入れ替わる形で販売を終了しました。  その後、国内ではパジェロが2019年9月、4代目をもって生産を終了。2021年には海外向けとして生産されていたものも正式に製造が終了され、1982年の登場から一斉を風靡した三菱の代表モデルが姿を消しました。  いっぽう、チャレンジャーのほうは「パジェロスポーツ」を名乗って海外市場では独自の進化を遂げ、今もなお“パジェロ”のブランドを象徴するモデルとして親しまれています。  現行型である3代目パジェロスポーツは、2015年にフルモデルチェンジして登場。三菱のタイ法人である、ミツビシ・モーターズ・タイランドのラムチャバン工場で生産されています。  ボディサイズは全長4840mm×全幅1815mm×全高1835mm、ホイールベース2800mm。国内の「アウトランダー」よりも大きい、堂々とした体躯を持ちます。  車体骨格は同国で製造しているピックアップトラック「トライトン」をベースとするラダーフレーム構造となっており、乗車定員は3列シート構成の7人乗りです。  2019年にはビッグマイナーチェンジを実施。フロントマスクは現在の三菱車と共通イメージの「ダイナミックシールド」フェイスに進化しています。  また、2024年3月の改良ではタイ向けモデルのパワーユニットを現行トライトンで初採用した「4N16型」ディーゼルエンジンに更新しました。  この4N16型は、2.4リッター直列4気筒DOHCのディーゼルターボユニットです。可変バルブタイミング機構「MIVEC」や、インタークーラー付き可変ノズルターボを備え、最高出力204ps/3500rpm、最大トルクは47.9kgf・m/1500-2750rpmを発生します。  トランスミッションは三菱車では初採用となった8速ATをはじめ、5速MT、6速MTなど、さまざまなバリエーションを用意。  駆動システムも進化した「スーパーセレクト4WD-II」や、ヒルディセンドコントロール、オフロードモードなど、三菱が得意としてきた4WD制御技術を惜しみなく投入しています。  また、日本でもヒットした黄金時代のパジェロさながらの、贅沢な内外装を持つ上級モデルも用意され、豪華なレザーシートや最新の先進機能などを備え、今もフラッグシップモデルのような風格を持っています。 ※ ※ ※  タイ市場では約600万円(日本円換算)から買うことのできるパジェロスポーツ。  モノコックボディのアウトランダー、ラダーフレームでピックアップのトライトンに続く三本目の矢として、日本市場への投入を期待しているファンも多いことでしょう。  さらに、先出のようにトライトンのパワーユニットを採用したことで、日本国内での認証の問題はなんとかクリアできそうです。  タフで力強いというイメージの三菱が復活するには、やはりここで“パジェロ”というクルマの再登場にも期待したいところです。

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